1 .\" Copyright (C) 2003 Free Software Foundation, Inc.
2 .\" This file is distributed according to the GNU General Public License.
3 .\" See the file COPYING in the top level source directory for details.
5 .\" .de Sh \" Subsection
13 .\" .de Sp \" Vertical space (when we can't use .PP)
17 .\" .de Ip \" List item
19 .\" .ie \n(.$>=3 .ne \$3
23 .\"*******************************************************************
25 .\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
27 .\"*******************************************************************
28 .TH IO_CANCEL 2 2008\-06\-18 Linux "Linux Programmer's Manual"
30 io_cancel \- 未処理の非同期 I/O 操作の取り消し
36 .\"#include <linux/aio.h>
37 \fB#include <libaio.h>\fP
42 \fBint io_cancel(aio_context_t \fP\fIctx_id\fP\fB, struct iocb *\fP\fIiocb\fP\fB,\fP
43 \fB struct io_event *\fP\fIresult\fP\fB);\fP
49 \fBio_cancel\fP() は、過去に \fBio_submit\fP(2) を使って登録された非同期 I/O (AIO)
50 操作の取り消しを行おうとする。 \fIctx_id\fP は、取り消しを行う操作の AIO コンテキストの ID である。 指定した AIO
51 コンテキストが見つかると、 対象のイベントの取り消しが行われ、その後 \fIresult\fP で指されたメモリに コピーされる
52 (このとき、完了キューへの移動は行われない)。
54 成功した場合、 \fBio_cancel\fP() は 0 を返す。 失敗時の返り値については、「注意」の節を参照すること。
58 指定された \fIiocb\fP の取り消しが行われなかった。
61 データ構造の中に無効なデータを指しているものがある。
64 \fIctx_id\fP で指定された AIO コンテキストが無効である。
67 \fBio_cancel\fP() はこのアーキテクチャでは実装されていない。
70 非同期 I/O システム・コールは 2002年8月に Linux 2.5 で初めて登場した。
73 \fBio_cancel\fP() は Linux 固有であり、移植を想定したプログラムで使用すべきではない。
75 glibc はこのシステムコール用のラッパー関数を提供していない。
77 \fIlibaio\fP で \fBio_cancel\fP() 用に提供されているラッパー関数は、エラーの通知が通常の C ライブラリの
78 慣習にしたがっておらず、エラーの場合には負のエラー番号 (エラーの節に列挙されている値の一つを負にしたもの) が返り値となる。
79 \fBsyscall\fP(2) 経由でシステムコールを起動すると、返り値は通常のエラー通知の慣習に したがってものとなり、エラーの場合には \-1 が返り、
80 \fIerrno\fP にエラーを示す (正の) 値が設定される。
82 \fBio_destroy\fP(2), \fBio_getevents\fP(2), \fBio_setup\fP(2), \fBio_submit\fP(2),
87 .\" The asynchronous I/O system calls were written by Benjamin LaHaise.