OSDN Git Service

Japanese (ja):
[nvdajp/nvdajp.git] / user_docs / ja / userGuide.t2t
1 NVDA NVDA_VERSION ユーザーガイド\r
2 \r
3 \r
4 %!includeconf: ../userGuide.t2tconf\r
5 %kc:title: NVDA NVDA_VERSION コマンドクイックリファレンス\r
6 \r
7 = 目次 =[toc]\r
8 %%toc\r
9 \r
10 + はじめに +\r
11 NonVisual Desktop Access (NVDA) は、無料でオープンソースのMicrosoft Windowsオペレーティングシステム用のスクリーン・リーダーです。\r
12 合成音声や点字によるフィードバックを通して、NVDAは視覚障害者が晴眼者以上に出費をしなくてもWindowsが動作しているコンピューターを使用できるようにします。\r
13 NVDAは、コミュニティーの援助により[NV Access http://www.nvaccess.org/]が開発しました。\r
14 \r
15 ++ 一般的な機能 ++\r
16 NVDAによって、視覚障害者はWindowsオペレーティングシステムやサードパーティー製のアプリケーションを利用できるようになります。\r
17 \r
18 NVDAの主な特徴は以下の通りです。\r
19 - Webブラウザー、電子メールクライアント、インターネットチャットプログラム及びオフィス関連アプリケーションを含む主要なアプリケーションのサポート\r
20 - 43ヶ国語以上の言語に対応した音声エンジンを同梱\r
21 - 利用可能な場合、フォント名、サイズ、スタイル及びスペルミスといった書式情報を通知可能\r
22 - マウス位置のテキスト自動読み上げと、音によりマウスカーソルの位置を通知できるオプション\r
23 - 数多くの点字ディスプレイのサポートと、点字ディスプレイに点字入力キーがある場合のコンピューター点字の入力\r
24 - インストールなしでUSBメモリーや他の携帯型メディアから実行が可能\r
25 - 簡単に利用できるトーキングインストーラー\r
26 - 42ヶ国語への翻訳\r
27 - 32ビット版及び64ビット版のモダンWindowsへの対応\r
28 - Windowsのログオン及びその他のセキュアスクリーンでの動作\r
29 - Microsoft Active Accessibility、Java Access Bridge、IAccessible2及びUI Automationといった一般的なアクセシビリティインターフェースのサポート (UI AutomationはWindows 7及びそれ以降でのみサポートされています)\r
30 - Windowsのコマンドプロンプトやコンソールアプリケーションのサポート\r
31 -\r
32 \r
33 ++ 国際化 ++\r
34 世界中の誰もが、話している言語に関わらず、等しくテクノロジーにアクセスできるということが重要です。\r
35 NVDAは現在、英語以外の40ヶ国語に翻訳されています: アフリカーンス語、アルバニア語、アラビア語、アムハラ語、アラビア語、アラゴン方言(スペイン語)、ブラジルポルトガル語、ブルガリア語、クロアチア語、チェコ語、デンマーク語、オランダ語、フィンランド語、フランス語、ガリシア語、ギリシア語、グルジア語、ドイツ語、ヘブライ語、ヒンディー語、ハンガリー語、アイスランド語、イタリア語、日本語、韓国語、ネパール語、ノルウェー語、ポーランド語、ポルトガル語、ルーマニア語、ロシア語、セルビア語、スロバキア語、スロベニア語、スペイン語、スウェーデン語、タミル語、タイ語、中国語 (繁体字) 、中国語 (簡体字) 、トルコ語、ウクライナ語、ベトナム語。\r
36 \r
37 ++ 音声合成サポート ++\r
38 メッセージやインターフェースを複数の言語で提供できるだけでなく、使用したい言語に対応した音声エンジンがある場合、NVDAではどんな言語のコンテンツも読ませることができます。\r
39 \r
40 NVDAは、無料でオープンソースの多言語対応音声エンジンである[eSpeak http://espeak.sourceforge.net/]をバンドルしています。\r
41 \r
42 NVDAでサポートしているその他の音声エンジンについては[サポートされている音声エンジン #SupportedSpeechSynths]セクションを参照してください。\r
43 \r
44 ++ 点字ディスプレイサポート ++\r
45 点字ディスプレイがあれば、NVDAは情報を点字で出力することができます。\r
46 サポートされているディスプレイの詳細は、[サポートされている点字ディスプレイ #SupportedBrailleDisplays]セクションを参照してください。\r
47 \r
48 NVDAでは、多くの言語の点字コードをサポートしており、その多くは、略字、標準点字及びコンピューター点字にも対応しています。\r
49 \r
50 ++ ライセンスと著作権 ++\r
51 NVDA is copyright NVDA_COPYRIGHT_YEARS NVDA contributors.\r
52 \r
53 NVDAはGNU 一般公衆利用許諾契約書 (Version 2) によって保護されています。\r
54 この内容に同意いただき、必要としている方にソースコードを提供していただける場合、本ソフトウェアの配布や改良は自由に行うことができます。\r
55 この規定は、オリジナルのソフトウェアと改良販を含むソフトウェアのコピー、さらにその派生物にも適用されます。\r
56 本ライセンスについての詳細は、[オンライン http://www.gnu.org/licenses/old-licenses/gpl-2.0.html]で確認してください。\r
57 \r
58 + システム要件 +\r
59 - オペレーティングシステム: すべての32ビット版および64ビット版Windows XP, Windows Vista, Windows 7 および Windows 8 (サーバー用オペレーティングシステムを含む)\r
60 - メモリー: 256MB以上のRAM\r
61 - プロセッサーのスピード: 1.0GHz以上\r
62 - 50MB程度のディスク空き容量\r
63 -\r
64 \r
65 + NVDAの入手と設定 +\r
66 まだNVDAを入手していない場合は、[www.nvda-project.org NVDA_URL]からダウンロードしてください。\r
67 \r
68 ダウンロードのページに移動して、NVDAの最新版をダウンロードするためのリンクを選んでください。\r
69 \r
70 ダウンロードしたファイルを実行すると、NVDAが一時的な環境で開始されます。\r
71 そして、NVDAをコンピューターにインストールする、ポータブル版を作成する、ダウンロードパッケージの動作を継続する、のいずれかを選ぶことができます。\r
72 \r
73 このコンピューターでいつもNVDAを使用したいなら、「このコンピューターにNVDAをインストールする」を選ぶとよいでしょう。\r
74 NVDAをインストールすれば、いくつかの機能が使えるようになります。例えば、ログオンしたときにNVDAを自動的に起動する、Windowsのログオン画面やセキュリティ画面を読み上げる(ポータブル版やダウンロードパッケージの環境ではこれらの機能は使えません)、またスタートメニューやデスクトップのショートカットからNVDAを起動する、などです。\r
75 インストールされたNVDAから、いつでもポータブル版を作成できます。\r
76 \r
77 USBメモリーなど書き込み可能なメディアにNVDAを入れて持ち運びたい場合は、「ポータブル版を作成する」を選んでください。\r
78 ポータブル版を使って、NVDAを別のコンピューターにインストールすることもできます。\r
79 ただし CD-ROM など読み取り専用メディアにNVDAをコピーする場合は、ダウンロードパッケージをそのまま使う必要があります。\r
80 現在のバージョンでは、読み取り専用メディアでポータブル版を実行することはできません。\r
81   \r
82 もうひとつの選択肢である「動作を継続する」は、デモンストレーションには役立つでしょう。しかし、ダウンロードパッケージを使う方法は、NVDAの起動にとても時間がかかります。\r
83 \r
84 ++ ポータブル版と一時的な実行の制約 ++\r
85 NVDAのポータブル版およびインストーラーでの一時的な実行では、ログオン画面の読み上げやログオン後の自動起動ができませんが、その他に以下の制約があります:\r
86 - 管理者権限で実行しているアプリケーションを操作できません。NVDA 自身を管理者権限で実行することでこの制約を回避できますが、推奨できません。\r
87 - 管理者権限が必要なアプリケーションを起動しようとしたときに表示されるユーザー・アカウント制御(UAC)の画面を操作できません。\r
88 - Windows 8: タッチスクリーン入力に対応できません。\r
89 - Windows 8: Windowsストアアプリの中で、ブラウズモードや入力文字の通知などの機能を利用できません。\r
90 -\r
91 \r
92 ++ NVDAのインストール ++\r
93 NVDAのダウンロードパッケージから直接NVDAをインストールする場合は、「NVDAをインストールする」ボタンを押してください。\r
94 最初のダイアログを閉じてしまった場合や、ポータブル版からインストールしたい場合は、NVDAメニューの「ツール」から「NVDAをインストール」のメニュー項目を選択してください。\r
95 \r
96 インストールのダイアログが表示され、NVDAを本当にインストールしたいかどうかの確認が行われます。また、以前のバージョンの更新する場合にはそのことをお知らせします。\r
97 NVDAのインストールを開始するには「続行」ボタンを押してください。\r
98 またこのダイアログには後で説明されるオプションがあります。\r
99 インストールが完了すると、インストールが成功したというメッセージが表示されます。\r
100 ここで「OK」を押すと、NVDAが再起動され、新しくインストールされたバージョンが実行されます。\r
101 \r
102 +++ Windowsのログオン画面でNVDAを使用する +++\r
103 このオプションを有効にすると、Windowsのログオン画面でパスワードを入力する前にNVDAが自動的に起動します。\r
104 またこのオプションにより、ユーザーアカウント制御(UAC)などのセキュリティ画面でもNVDAが有効になります。\r
105 \r
106 +++ デスクトップにアイコンとショートカットキー(Ctrl+Alt+N)を作成する +++\r
107 このオプションにより、デスクトップにNVDAを起動するためショートカットを作るかどうかを選択できます。\r
108 ショートカットを作ると、キーボードでCtrl+Alt+Nを押すことでもNVDAを起動できるようになります。\r
109 \r
110 +++ ポータブル版の設定を現在のユーザーアカウントにコピーする +++\r
111 このオプションにより、現在実行しているNVDAの設定を、新しくインストールされたNVDAの設定として使えるように、ログオン中のユーザーアカウントにコピーするかどうかを選択できます。\r
112 システムに作られている他のユーザーやログオン画面で使われるシステムの環境には、この設定はコピーされません。\r
113 この設定はポータブル版からインストールを行う場合にだけ有効です。ダウンロードパッケージから直接インストールする場合にも使用できません。\r
114 \r
115 ++ ポータブル版の作成 ++\r
116 NVDAのダウンロードパッケージから直接ポータブル版を作成する場合は「ポータブル版を作成」ボタンを押してください。\r
117 最初のダイアログを閉じてしまった場合や、NVDAをインストールされた環境で実行している場合は、NVDAメニューの「ツール」から「ポータブル版を作成」のメニュー項目を選択してください。\r
118 \r
119 ディレクトリー(フォルダー)を選ぶダイアログが表示されるので、ポータブル版を作成する場所を指定してください。\r
120 ここで選ぶことができる場所は、ハードディスク上のディレクトリー、USBメモリー、その他の外付けメディア、およびその中のフォルダーです。\r
121 また、現在のユーザー設定をコピーして、作成したポータブル版で使用するかどうかを選ぶことができます。\r
122 このオプションはインストール済みのNVDAからポータブル版を作成する場合にだけ有効です。ダウンロードパッケージから作成する場合には選択できません。\r
123 続行を押すと、ポータブル版が作成されます。\r
124 作成が完了すると、作成に成功したというメッセージが表示されます。\r
125 ここで「OK」を押してダイアログを閉じてください。\r
126 \r
127 + NVDA入門 +\r
128 \r
129 ++ NVDAの起動 ++\r
130 インストーラーでNVDAをインストールした場合、ショートカットキーCtrl+Alt+Nを押すか、スタートメニュー「プログラム」にあるNVDAメニューから「NVDA」を選択することで起動することができます。\r
131 また、「ファイル名を指定して実行」ダイアログに、NVDAと入力してEnterキーを押すことでも実行できます。\r
132 \r
133 ポータブル版を起動するには、NVDAを解凍したディレクトリーで、nvda.exeファイル上でEnterキーを押すかダブルクリックして下さい。\r
134 \r
135 NVDAを起動すると、最初に上り調子の音が聞こえます (読み込み中であることを伝えています) 。\r
136 コンピューターの性能や、USBメモリー等のメディアからNVDAを起動しているかどうかによって、起動時間が異なります。\r
137 起動に長い時間がかかる場合、「お待ちください、NVDAを読み込み中です...」と通知されます。\r
138 \r
139 何も聞こえないか、Windowsエラー音または下り調子の音が聞こえた場合、NVDAにエラーが起こっています。エラーをNVDA開発者に報告して頂けると助かります。\r
140 方法については、NVDAのWebサイトをチェックしてください。\r
141 \r
142 NVDAを初めて起動すると、NVDAキーの代替キーとNVDAメニューに関する基本情報を表示するダイアログボックスが表示されます。\r
143 これらのトピックについては、この後のセクションを参照してください。\r
144 ダイアログボックス内にはふたつのチェックボックスがあります。\r
145 1つめは「Caps LockキーをNVDAの制御キーとして使用する」かどうかを切り替え、ふたつめは「NVDA起動時にこのダイアログを表示する」かどうかを切り替えます。\r
146 \r
147 ++ NVDAのキーボードコマンドについて ++\r
148 \r
149 +++ NVDAキー +++\r
150 ほとんどのNVDA制御用のキーボードコマンドは、NVDAキーと他のキーを組み合わせて押すことで構成されています。\r
151 例外は、単独でテンキーのみを使うテキストレビューコマンドです。\r
152 \r
153 テンキーのInsertキーと拡張Insertキー及びCaps LockキーをNVDAキーとして利用するように設定できます。\r
154 \r
155 初期状態では、テンキーのInsertキー及び拡張InsertキーがNVDAの制御に利用できます。\r
156 \r
157 いずれかのNVDAキーを本来のそのキーとして使用したい場合 (例えばCaps LockキーをNVDAキーとして使用しているときにCaps LockをOnにしたい場合) は、そのキーを素早く2度押してください。\r
158 \r
159 +++ キーボードレイアウト +++\r
160 現在、NVDAにはふたつのキーコマンドの形態があります。\r
161 ひとつはデスクトップ向けのレイアウトで、もうひとつはラップトップ向けのレイアウトです。\r
162 デフォルトのNVDAのキーコマンドはデスクトップレイアウトに設定されていますが、NVDAメニュー内のキーボード設定から変更することができます。\r
163 \r
164 デスクトップレイアウトでは (NumLock Off状態の) テンキーを頻繁に使用します。\r
165 ほとんどのラップトップには物理的なテンキーはありませんが、中にはFNキーとキーボードの右手側にあるキーを同時に押すことでテンキーをエミュレートできるものもあります (7 8 9 U I O J K L等のキーを使用) 。\r
166 使用中のラップトップでそれが不可能な場合や、NumLockをOffにできないような場合は、代わりにラップトップレイアウトに変更できます。\r
167 \r
168 ++ NVDA タッチジェスチャー ++\r
169 NVDAをタッチ画面付きコンピューターとWindows 8以降で実行しているときには、NVDAをタッチ画面で直接操作できます。\r
170 NVDAが動作している間は、すべてのタッチ入力はNVDAに送られます。\r
171 つまり、NVDAが動いていないときに実行されていた、通常のアクションは使えなくなります。\r
172 \r
173 +++ 画面の探索 +++\r
174 タッチ画面による操作の基本は、画面を触わったときにその場所のコントロールや文字を通知する機能です。\r
175 この機能を使うには、画面の中の調べたい場所を一本指でタッチしてください。\r
176 画面をタッチしたままで指を移動させていくと、指がコントロールや文字の上を通過するときに通知が行われます。\r
177 \r
178 +++ タッチジェスチャー +++\r
179 このユーザーガイドではNVDAのいろいろなコマンドを説明しますが、タッチ画面でコマンドを実行するジェスチャーが、リストに含まれることがあります。\r
180 ここではタッチ画面でのジェスチャーの操作について説明します。\r
181 \r
182 ==== タップ ====\r
183 タップとは、一本または複数の指で画面をすばやく軽くトンとたたいてすぐに指を離す動作です。\r
184 \r
185 一本指で一回だけタップすることは単にタップ(一回タップ)と呼びます。\r
186 二本の指で同時にタップすることは二本指タップと呼びます。三本指タップなども同じです。\r
187 \r
188 同じタップをすばやく、二回あるいは三回以上繰り返すと、NVDAはそれらを別々の操作ではなく、まとまったマルチタップのジェスチャーとして処理します。\r
189 タップを二回おこなうと、二回タップになります。\r
190 タップを三回おこなうと、三回タップになります。それ以上でも同様です。\r
191 このようなマルチタップのジェスチャーは、何本の指でタップしたか区別されます。つまり、二本指三回タップ、四本指タップなどです。\r
192 \r
193 ==== フリック ====\r
194 フリックとは直線を描くように画面の上で指をすばやく動かしてすぐに指を離す動作です。\r
195 \r
196 フリックには4種類の方向の操作があります:左フリック、右フリック、上フリック、下フリックです。\r
197 \r
198 タップと同様に、複数の指による操作もジェスチャーとして使われます。\r
199 二本指上フリック、四本指左フリックなどがあり得るということです。\r
200 \r
201 +++ タッチモード +++\r
202 NVDAのコマンドはタッチジェスチャーで区別できる操作よりも多いので、NVDAでは複数のタッチモードを切りかえます。そして、モードごとにコマンドを使いわけます。\r
203 タッチモードはテキストモードとオブジェクトモードの2種類です。\r
204 このガイドで説明するNVDAコマンドには、ジェスチャーの種類のあとにカッコの中にタッチモードが書かれているものがあります。\r
205 例えば、上フリック(テキストモード) という表記は、テキストモードのときに、上フリックでコマンドが実行できる、という意味です。\r
206 コマンドの説明にモードの表記がなければ、全てのモードでそのコマンドが使えます。\r
207 \r
208 %kc:beginInclude\r
209 タッチモードのトグル切り替えをするには、三本指タップします。\r
210 %kc:endInclude\r
211 \r
212 ++ 入力ヘルプモード ++\r
213 このユーザーガイドを通じて、多くのキー操作とタッチコマンドを説明しますが、入力ヘルプモードは、さまざまなコマンドをさがす手軽な方法です。\r
214 \r
215 入力ヘルプを有効にするには NVDA+1 を押します。\r
216 入力ヘルプを無効にするにはもう一度 NVDA+1 を押します。\r
217 入力ヘルプモードでは、入力ジェスチャーの操作(キーを押す、またはタッチジェスチャーを実行すること)を通知して、(何か機能が割り当てられていれば)その操作に割り当てられたコマンドを説明します。\r
218 入力ヘルプモードでは実際のコマンドは実行されません。\r
219 \r
220 ++ NVDAメニュー ++\r
221 NVDAメニューでは、NVDAの設定変更、ヘルプへのアクセス、設定情報の保存/読み込み、読み上げ辞書の編集、その他の追加のツールの使用、NVDAの終了ができます。\r
222 \r
223 NVDA実行中に、Windowsの任意の状態からNVDAメニューを開くには、NVDA+Nを押すか、タッチスクリーンで二本指の二回タップをします。\r
224 また、NVDAメニューには、WindowsのシステムトレイにあるNVDAアイコンからもアクセスできます。\r
225 アイコンをマウスで右クリックする方法と、Windowsキー+Bを押してシステムトレイに移動し、カーソルキーでNVDAアイコンを選択してアプリケーションキーを押す方法のどちらも利用できます。\r
226 メニューが開いたら、カーソルキーでメニュー項目間を移動し、Enterキーで項目を開くことができます。\r
227 \r
228 ++ 基本的なNVDAコマンド ++\r
229 %kc:beginInclude\r
230 || 名称 | デスクトップ用キー | ラップトップ用キー | タッチ | 説明 |\r
231 | 読み上げ停止 | コントロール | コントロール | 二本指タップ | 読み上げを停止します。 |\r
232 | 読み上げ一時停止 | Shift | Shift | なし | 読み上げを一時的に停止します。音声エンジンによっては、もう一度押すと停止した位置から読み上げを再開できるものもあります。 |\r
233 | NVDAメニュー | NVDA+N | NVDA+N | 二本指二回タップ | 各種設定やツール、ヘルプなどにアクセスできるNVDAメニューを表示します。 |\r
234 | 読み上げモード切り替え | NVDA+S | NVDA+S | なし | 読み上げモードを読み上げ、ビープ、オフの間で切り替えます。 |\r
235 | 入力ヘルプモードの切り替え | NVDA+1 | NVDA+1 | なし | 入力ヘルプモードが有効の時にキーが押されると、そのキーの名称と対応するNVDAコマンドの説明を通知します。 |\r
236 | NVDAの終了 | NVDA+Q | NVDA+Q | なし | NVDAを終了します。 |\r
237 | 次のキー入力を渡す | NVDA+F2 | NVDA+F2 | なし | 次に押されるキーがNVDAのキーコマンドであっても、現在アクティブなアプリケーションに渡すようにNVDAに指示します。 |\r
238 | アプリケーションごとのスリープモードの切り替え | NVDA+Shift+S | NVDA+Shift+Z | なし | スリープモードは現在のアプリケーションに対してすべてのNVDAコマンド、音声読み上げ及び点字出力を無効にします。これは、独自の読み上げ機能や画面読み上げ機能を提供できるアプリケーション使用時に便利です。もう一度このコマンドを押すとスリープモードはオフになります。 |\r
239 %kc:endInclude\r
240 \r
241 ++ システム情報の通知 ++\r
242 %kc:beginInclude\r
243 || 名称 | キー | 説明 |\r
244 | 日付と時刻の通知 | NVDA+F12 | 1度押すと時刻を通知し、2度押すと日付を通知します。 |\r
245 | 電源状態の通知 | NVDA+Shift+B | AC電源を使用中や充電の割合といったバッテリーの状態を通知します。 |\r
246 | クリップボードテキストの通知 | NVDA+C | 存在する場合、クリップボード内のテキストを通知します。 |\r
247 %kc:endInclude\r
248 \r
249 + NVDAの移動コマンド +\r
250 NVDAでは、通常の操作やレビューカーソルを含むさまざまな方法でシステム内を移動できます。\r
251 \r
252 ++ オブジェクト ++[Objects]\r
253 個々のアプリケーションやオペレーティングシステム自身はたくさんのオブジェクトで構成されています。\r
254 オブジェクトとは、テキストの一部、ボタン、チェックボックス、スライダー、リストまたはテキストフィールドといった個別の項目のことです。\r
255 \r
256 ++ システムフォーカスによる移動 ++[SystemFocus]\r
257 システムフォーカス (または単にフォーカスとも呼ばれます) とは、 [オブジェクト #Objects]で、キーボードからの入力を受け取るもののことです。\r
258 例えば、テキストフィールドに文字を入力している場合は、そのテキストフィールドにフォーカスがあります。\r
259 \r
260 NVDAによるWindows操作の最も一般的な方法は、通常のキーボードコマンドによる移動、 すなわちTabキーとShift+Tabキーによる前後移動、Altキーによるメニューバー呼び出しとメニュー操作、Alt+Tabキーによるアプリケーション間の移動です。\r
261 これらの操作を行うと、NVDAはフォーカスされている項目に関する、オブジェクトの名前、タイプ、状態、値、説明、キーボードショートカット、位置といった情報を通知します。\r
262 \r
263 システムフォーカス移動時に役立つコマンドは以下の通りです。\r
264 %kc:beginInclude\r
265 || 名称 | デスクトップ用キー | ラップトップ用キー | 説明 |\r
266 | 現在のフォーカスを通知 | NVDA+Tab | NVDA+Tab | システムフォーカスのある現在のオブジェクトまたはコントロールを通知します。2度続けて押すとスペルを読み上げます。 |\r
267 | タイトルの通知 | NVDA+T | NVDA+T | 現在アクティブなウィンドウタイトルを通知します。2度続けて押すとスペルを読み上げます。3度続けて押すとクリップボードにコピーします。 |\r
268 | アクティブウィンドウの読み上げ | NVDA+B | NVDA+B | 現在アクティブなウィンドウ内のすべてのコントロールを読み上げます (ダイアログの操作で便利です) 。 |\r
269 | ステータスバーの通知 | NVDA+End | NVDA+Shift+End | みつかった場合にステータスバー情報を通知します。また、ナビゲーターオブジェクトをその場所に移動します。 |\r
270 %kc:endInclude\r
271 \r
272 ++ システムキャレットによる移動 ++[SystemCaret]\r
273 項目間移動ができる[オブジェクト #Object]やテキストフィールドの編集領域に[フォーカス #SystemFocus]があるとき、システムキャレット (エディットカーソルとしても知られています) を使ってテキスト内を移動することができます。\r
274 \r
275 フォーカスがシステムキャレットを持ったオブジェクトにあるとき、矢印キー、PageUp、PageDown、Homeキー、Endキー等を使ってテキスト内を移動することができます。\r
276 もし編集が許可されていれば、テキストを変更することもできます。\r
277 NVDAは、テキスト内を文字ごと、単語ごと、行ごとに移動する際にそれを読み上げるほか、選択されたことや、選択が解除されたことも通知します。\r
278 \r
279 NVDAには、以下のシステムキャレットに関するコマンドがあります。\r
280 %kc:beginInclude\r
281 || 名称 | デスクトップ用キー | ラップトップ用キー | 説明 |\r
282 | すべて読み上げ | NVDA+下矢印 | NVDA+A | 現在のシステムキャレット位置から進みながら読み上げます。 |\r
283 | 現在行の読み上げ | NVDA+上矢印 | NVDA+L | 現在システムキャレットのある行を読み上げます。続けて2度押すと現在行のスペルを読み上げます。 |\r
284 | 選択中テキストの読み上げ | NVDA+Shift+上矢印 | NVDA+Shift+S | 現在選択されている任意のテキストを読み上げます。 |\r
285 \r
286 \r
287 また、テーブル内では以下のキーコマンドが利用可能です。\r
288 || 名称 | キー | 説明 |\r
289 | 前の列に移動 | Ctrl+Alt+左矢印 | システムキャレットを同じ行内の前の列に移動します |\r
290 | 次の列に移動 | Ctrl+Alt+右矢印 | システムキャレットを同じ行内の次の列に移動します |\r
291 | 前の行に移動 | Ctrl+Alt+上矢印 | システムキャレットを同じ列内の前の行に移動します |\r
292 | 次の行に移動 | Ctrl+Alt+下矢印 | システムキャレットを同じ列内に留まったまま次の行に移動します |\r
293 %kc:endInclude\r
294 \r
295 ++ オブジェクト内のナビゲーション ++\r
296 たいていアプリケーション上で作業する際は[フォーカス #SystemFocus]及び[キャレット #SystemCaret]を動かすコマンドを使用します。\r
297 しかし、場合によっては現在作業中のアプリケーションやオペレーティングシステム上の情報を、フォーカスやキャレットを動かすことなく確認したいことがあるかもしれません。\r
298 通常はキーボードからアクセスできない[オブジェクト #objects]上で作業する必要があるかもしれません。\r
299 このような場合、オブジェクトナビゲーション (移動コマンド) が使用できます。\r
300 \r
301 オブジェクトナビゲーションでは、個々の[オブジェクト #Objects]間を移動して情報を取得することができます。\r
302 オブジェクトに移動すると、NVDAはシステムフォーカスを移動したのと同じようにそれを通知します。\r
303 画面に表示された通りにテキストを確認するには[フラットレビュー #FlatReview]を使用します。\r
304 \r
305 ひとつひとつのオブジェクトを行き来しなくても、オブジェクトは階層構造をしています。\r
306 つまり、オブジェクトの中には他のオブジェクトを含んでいるものがあり、その内部のオブジェクトにアクセスするには、それを含んでいるオブジェクトの階層の中に入る必要があります。\r
307 例えば、リストにはリスト項目が含まれていますが、そのリスト項目にアクセスするにはリストの中に入らなければなりません。\r
308 リスト項目に移動した後、前後に移動すると同じリスト内の他のリスト項目に移動できます。\r
309 リスト項目の親オブジェクトに移動すると、リストに戻ることができます。\r
310 もし他のオブジェクトにアクセスしたい場合は、リストを超えて移動できます。\r
311 同じように、ツールバーがみつかった場合はその内部に移動してツールバーのコントロールにアクセスする必要があります。\r
312 \r
313 現在レビュー中のオブジェクトは、ナビゲーターオブジェクトと呼ばれます。\r
314 オブジェクトに移動した後は、[テキストレビューコマンド #ReviewingText]を使ってそれをレビューできます。\r
315 デフォルトでは、ナビゲーターオブジェクトはシステムフォーカスとともに移動しますが、この動作のOnとOffを切り替えることができます。\r
316 \r
317 点字は、デフォルトではオブジェクトナビゲーションやテキストレビューではなく、[フォーカス #SystemFocus]や [キャレット #SystemCaret]に追従します。\r
318 かわりにオブジェクトナビゲーションやテキストレビューを行いたい場合は、[点字表示の切り替え #BrailleTether]をレビューに設定してください。\r
319 \r
320 オブジェクト間の移動には次のコマンドを使います。\r
321 \r
322 %kc:beginInclude\r
323 || 名称 | デスクトップ用キー | ラップトップ用キー | タッチ | 説明 |\r
324 | 現在のオブジェクトの通知 | NVDA+テンキー5 | NVDA+Shift+O | なし | 現在のナビゲーターオブジェクトを通知します。続けて2度押すとスペルを通知し、3度続けて押すとオブジェクトの名前と値をクリップボードにコピーします。 |\r
325 | 親オブジェクトに移動 | NVDA+テンキー8 | NVDA+Shift+上矢印 | 上フリック(オブジェクトモード) | 現在のナビゲーターオブジェクトの親オブジェクトに移動します。 |\r
326 | 前のオブジェクトに移動 | NVDA+テンキー4 | NVDA+Shift+左矢印 | 左フリック(オブジェクトモード) | 現在のナビゲーターオブジェクトの前にあるオブジェクトに移動します。 |\r
327 | 次のオブジェクトに移動 | NVDA+テンキー6 | NVDA+Shift+右矢印 | 右フリック(オブジェクトモード) | 現在のナビゲーターオブジェクトの次にあるオブジェクトに移動します。 |\r
328 | 最初の子オブジェクトに移動 | NVDA+テンキー2 | NVDA+Shift+下矢印 | 下フリック(オブジェクトモード) | 現在のナビゲーターオブジェクトの最初の子オブジェクトに移動します。 |\r
329 | システムフォーカスのあるオブジェクトに移動 | NVDA+テンキーマイナス | NVDA+Backspace | なし | 現在システムフォーカスのあるオブジェクトに移動し、もし表示されている場合はレビューカーソルをシステムキャレット位置へ移動します。 |\r
330 | 現在のナビゲーターオブジェクトを実行 | NVDA+テンキーEnter | NVDA+Enter | ダブルタップ | 現在のナビゲーターオブジェクトを実行します (フォーカスされている時にマウスでクリックしたり、スペースキーを押す動作と同等です) |\r
331 | システムフォーカスまたはキャレットを現在のレビュー位置に移動 | NVDA+Shift+テンキーマイナス | NVDA+Shift+Backspace | なし | 1度押された場合はシステムフォーカスを現在のナビゲーターオブジェクトに移動し、2度押された場合はシステムキャレットをレビューカーソル位置に移動します。 |\r
332 | ナビゲーターオブジェクトの位置情報を通知 | NVDA+テンキーDelete | NVDA+Delete | なし | 現在のナビゲーターオブジェクトが、画面上のどこに位置しているかをパーセントで通知します (画面左上からの距離と幅及び高さを含む) 。 |\r
333 %kc:endInclude\r
334 \r
335 注意: テンキー操作を実行するには、NumLockキーがOffになっている必要があります。\r
336 \r
337 ++ テキストの確認 ++[ReviewingText]\r
338 NVDAでは、コンテンツの現在の[ナビゲーターオブジェクト #ObjectNavigation]を ([フラットレビュー #FlatReview]を含めて) 文字単位、単語単位及び行単位で読むことができます。\r
339 この機能は特に (Windowsのコンソールウィンドウを含む) [システムキャレット #SystemCaret]のない場所で最も効果を発揮します。\r
340 例えば、ダイアログ内の長いメッセージを確認する際に使用できます。\r
341 \r
342 レビューカーソル移動時にはシステムキャレットはそれに追従しないので、編集位置を見失うことなくテキストをレビューすることができます。\r
343 しかしながら、初期状態ではシステムキャレットが移動すると、レビューカーソルはそれに追従します。\r
344 この機能のOnとOffを切り替えることができます。\r
345 \r
346 点字は、デフォルトではオブジェクトナビゲーションやテキストレビューではなく、[フォーカス #SystemFocus]や [キャレット #SystemCaret]に追従します。\r
347 かわりにオブジェクトナビゲーションやテキストレビューを行いたい場合は、[[点字表示切り替え #BrailleTether]をレビューに設定してください。\r
348 \r
349 テキストのレビューには以下のコマンドが利用できます。\r
350 %kc:beginInclude\r
351 || 名称 | デスクトップ用キー | ラップトップ用キー | タッチ | 説明 |\r
352 | レビュー内の最上行に移動 | Shift+テンキー7 | NVDA+Ctrl+Home | なし | レビューカーソルをテキストの最上行に移動します。 |\r
353 | レビュー内の前の行に移動 | テンキー7 | NVDA+上矢印 | 上フリック(テキストモード) | レビューカーソルをテキストの前の行に移動します。 |\r
354 | レビュー内の現在行の通知 | テンキー8 | NVDA+Shift+ピリオド | なし | レビューカーソルのある現在行を通知します。2度続けて押すと行のスペルを通知します。3度続けて押すと文字の説明を用いて行のスペルを通知します。 |\r
355 | レビュー内の次の行に移動 | テンキー9 | NVDA+下矢印 | 下フリック(テキストモード) | レビューカーソルをテキスト内の次の行に移動します。 |\r
356 | レビュー内の最下行に移動 | Shift+テンキー9 | NVDA+Ctrl+End | なし | レビューカーソルをテキストの最下行に移動します。 |\r
357 | レビュー内の前の単語に移動 | テンキー4 | NVDA+Ctrl+左矢印 | 二本指左フリック(テキストモード) | レビューカーソルをテキスト内の前の単語に移動します。 |\r
358 | レビュー内の現在の単語の通知 | テンキー5 | NVDA+Ctrl+ピリオド | なし | テキスト内のレビューカーソルがある位置の単語を通知します。2度続けて押すと単語のスペルを通知します。3度続けて押すと、文字の説明を用いて単語のスペルを通知します。 |\r
359 | レビュー内の次の単語に移動 | テンキー6 | NVDA+Ctrl+右矢印 | 二本指右フリック(テキストモード) | レビューカーソルをテキスト内の次の単語に移動します。 |\r
360 | レビュー内の行頭に移動 | Shift+テンキー1 | NVDA+Home | なし | レビューカーソルをテキスト内の現在行の行頭に移動します。 |\r
361 | レビュー内の前の文字に移動 | テンキー1 | NVDA+左矢印 | 左フリック(テキストモード) | レビューカーソルをテキスト内の現在行の前の文字に移動します。 |\r
362 | レビュー内の現在の文字を通知 | テンキー2 | NVDA+ピリオド | なし | テキスト内の現在行のレビューカーソル位置の文字を通知します。2度続けて押すとその文字の説明や例を通知します。3度続けて押すと10進数や16進数による文字コードを通知します。 |\r
363 | レビュー内の次の文字に移動 | テンキー3 | NVDA+右矢印 | 右フリック(テキストモード) | レビューカーソルをテキスト内の現在行の次の文字に移動します。 |\r
364 | レビュー内の行末に移動 | Shift+テンキー3 | NVDA+End | なし | レビューカーソルをテキスト内の現在行の行末に移動します。 |\r
365 | レビューですべて読み上げ | テンキープラス | NVDA+Shift+A | 三本指下フリック(テキストモード) | レビューカーソルの現在位置から進みながら読み上げます。 |\r
366 | レビューカーソルからコピー | NVDA+F9 | NVDA+F9 | なし | レビューカーソルの現在位置からテキストをコピーします。実際のコピーはコピー終了位置を指定するまで行われません。 |\r
367 | レビューカーソルまでコピー | NVDA+F10 | NVDA+F10 | なし | レビューカーソルからコピーで指定したレビューカーソル位置から、現在レビューカーソルのある位置までをコピーします。このキーを押すと、テキストがWindowsクリップボードにコピーされます。 |\r
368 | 書式情報を通知 | NVDA+F | NVDA+F | なし | レビューカーソル位置のテキストの書式情報を通知します。 |\r
369 %kc:endInclude\r
370 \r
371 注意: テンキー操作を実行するには、NumLockキーがOffになっている必要があります。\r
372 \r
373 デスクトップ配列における基本的なテキストレビューのコマンドは3行3列の格子で覚えるとよいでしょう。上から下に向かって行、単語、文字、左から右に向かって前、現在、次、の順序で並んでいます。\r
374 レイアウトは、次のように表現できます。\r
375 | 前の行 | 現在行 | 次の行 |\r
376 | 前の単語 | 現在の単語 | 次の単語 |\r
377 | 前の文字 | 現在の文字 | 次の文字 |\r
378 \r
379 ++ フラットレビュー ++[FlatReview]\r
380 一般的には単一の[オブジェクト #Objects]のコンテンツだけをレビューすることができますが、オブジェクトの中にはそれ自身の内部にあるオブジェクトのコンテンツをレビューできるものがあります。\r
381 複雑なドキュメントではそのコンテンツ全体をレビューできますし、アプリケーション画面ではテキストが画面に表示されている通りにレビューできます。\r
382 これをフラットレビューと呼びます。\r
383 これは画面レビュー、つまり他のWindows用スクリーン・リーダーのマウスカーソル機能に似ています。\r
384 \r
385 フラットレビューに移動すると、現在の[ナビゲーターオブジェクト #ObjectNavigation]の位置に移動します。\r
386 まだオブジェクトナビゲーションを使用したことがない場合、これはたいてい[フォーカス #SystemFocus]のあるオブジェクトになります。\r
387 例えば、ナビゲーターオブジェクトがボタンであった場合、フラットレビューではボタンのテキストに移動します。\r
388 その後は[テキストのレビューコマンド #ReviewingText]を使ってテキストをレビューできます。\r
389 また、レビューカーソルの現在位置を含むオブジェクトに直接移動して、そこから[オブジェクトナビゲーション #ObjectNavigation]を使用することもできます。\r
390 \r
391 点字は、デフォルトではオブジェクトナビゲーションやテキストレビューではなく、[フォーカス #SystemFocus]や [キャレット #SystemCaret]に追従します。\r
392 かわりにオブジェクトナビゲーションやテキストレビューを行いたい場合は、[点字表示切り替え #BrailleTether]をレビューに設定してください。\r
393 \r
394 以下のふたつのコマンドは、フラットレビューから、またはフラットレビューへの切り替えに使用されます。\r
395 %kc:beginInclude\r
396 || 名称 | デスクトップ用キー | ラップトップ用キー | タッチ | 説明 |\r
397 | フラットレビューに移動 | NVDA+テンキー7 | NVDA+PageUp | 二本指上フリック | フラットレビューに移動し、現在のナビゲーターオブジェクトに移動してスクリーン (または現在表示中のドキュメント内) をテキスト読み上げコマンドを使って移動できるようにします。 |\r
398 | フラットレビューからオブジェクトに移動 | NVDA+テンキー1 | NVDA+PageDown | 二本指下フリック | フラットレビュー内の現在のレビューカーソル位置のテキストで表わされたオブジェクトに移動 |\r
399 %kc:endInclude\r
400 \r
401 ++ マウスによる移動 ++\r
402 NVDAはデフォルトの設定の場合、マウスを動かすと、マウスポインターの直下にあるテキストをその移動に応じて通知します。\r
403 サポートされている場合、テキストを段落単位で読むことができますが、一部のコントロールでは1行単位での読み上げしか行えないこともあります。\r
404 \r
405 またNVDAは、 (リストやボタンなどの) マウスが通過したコントロール項目の種類や[オブジェクト #Objects]の種類を通知することもできます。\r
406 この機能は、全盲のNVDA利用者がテキストだけでは情報が不十分だと感じるときに利用できるかもしれません。\r
407 \r
408 NVDAは、ビープ音の変化によってマウスポインターが画面上のどこに位置しているかを利用者に通知する機能を持っています。\r
409 音程が高くなることでマウスポインターが画面上の上に移動していることを表します。\r
410 ビープ音が右より、または左よりに移動することでマウスの左右への移動を表します (利用者がステレオ出力できるスピーカーを使用している場合に有効です) 。\r
411 \r
412 これらの追加機能はデフォルト設定では有効になっていません。\r
413 もしこれらの機能を利用したい場合は、NVDAの設定メニューにある[マウス設定 #MouseSettings]ダイアログから動作を変更してください。\r
414 \r
415 マウスによる移動には、物理的なマウスやトラックパッドが使用されるべきですが、NVDAにはマウス関連のコマンドがいくつかあります。\r
416 %kc:beginInclude\r
417 || 名称 | デスクトップ用キー | ラップトップ用キー | 説明 |\r
418 | 左マウスボタンをクリック | テンキースラッシュ | NVDA+開き角カッコ | 左マウスボタンをクリックします。一般的なダブルクリックはこのキーを素早く2度押すことで実行できます。 |\r
419 | 左マウスボタンロック | Shift+テンキースラッシュ | NVDA+Ctrl+開き角カッコ | 左マウスボタンをロックします。もう一度押すとロックを解除します。ドラッグするにはこのキーで左マウスボタンをロックし、マウスを移動するかマウス移動用コマンドを用いてマウスを移動します。 |\r
420 | 右マウスクリック | テンキーアスタリスク | NVDA+閉じ角カッコ | 右マウスボタンを一度クリックします。 |\r
421 | 右マウスボタンロック | Shift+テンキーアスタリスク | NVDA+Ctrl+閉じ角カッコ | 右マウスボタンをロックします。もう一度押すとロックを解除します。ドラッグするにはこのキーで右マウスボタンをロックし、マウスを移動するかマウス移動用コマンドを用いてマウスを移動します。 |\r
422 | マウスを現在のナビゲーターオブジェクトに移動 | NVDA+テンキースラッシュ | NVDA+Shift+M | マウスを現在のナビゲーターオブジェクト及びレビューカーソルに移動します。 |\r
423 | マウス位置のオブジェクトに移動 | NVDA+テンキーアスタリスク | NVDA+Shift+N | ナビゲーターオブジェクトをマウス位置のオブジェクトにセットします。 |\r
424 %kc:endInclude\r
425 \r
426 + ブラウズモード +\r
427 ウェブページのような、複雑で読み込み専用の文書は、NVDAではブラウズモードを用いて閲覧します。\r
428 これには、Mozilla Firefox、Microsoft Internet Explorer、Google Chrome、Adobe Reader及びAdobe Flash上のドキュメントが含まれます。\r
429 \r
430 ブラウズモードでは、文書のコンテンツはフラットに表現され、通常のテキスト文書と同じようにカーソルキーを使って移動できます。\r
431 このブラウズモードでは、「すべて読み上げ」、「書式の通知」、「テーブル内の移動」といったすべてのNVDAの[システムキャレット #SystemCaret]用のキーコマンドが使用できます。\r
432 テキストが、リンクなのか見出しなのかといった情報は、移動するごとに通知されます。\r
433 \r
434 ときどき、これらのドキュメント内のコントロールを直接操作しなければならないことがあります。\r
435 例えば、編集可能なテキストフィールドやリストでは、文字入力やカーソルキーの使用によりコントロールを操作することができます。\r
436 この処理は、押されたほとんどのキーを直接コントロールに渡すことのできるフォーカスモードに切り替えることで可能です。\r
437 ブラウズモード使用中にTabキーやクリックなどで特定のコントロールに移動した場合、デフォルトではNVDAは必要に応じて自動的にフォーカスモードに変更します。\r
438 Tab操作やクリックによってフォーカスモードが必要ない部分に移動した場合は、自動的にブラウズモードに戻ります。\r
439 また、変更が必要なコントロール上でEnterやスペースを押した場合もフォーカスモードに変わります。\r
440 Escキーを押すとブラウズモードに戻ります。\r
441 手動でフォーカスモードを有効にした場合は、手動で無効にするまではその状態が続きます。\r
442 \r
443 %kc:beginInclude\r
444 || 名称 | キー | 説明 |\r
445 | ブラウズモード/フォーカスモードの切り替え | NVDA+スペース | フォーカスモードとブラウズモード間を切り替えます。 |\r
446 | フォーカスモードの終了 | Esc | 自動的にフォーカスモードが有効になっていた場合、ブラウズモードに変更します。 |\r
447 | ブラウズモードドキュメントの更新 | NVDA+F5 | 現在のドキュメントコンテンツを再度読み込みます (ドキュメントの一部が欠落しているような場合に有効です)。 |\r
448 | 検索 | NVDA+Ctrl+F | 入力した文字列を現在のドキュメント内で検索するためにダイアログを開きます |\r
449 | 次を検索 | NVDA+F3 | 同じ検索文字列でドキュメントの後方に向かって検索します。 |\r
450 | 前を検索 | NVDA+Shift+F3 | 同じ検索文字列でドキュメント前方に向かって検索します。 |\r
451 | 詳細説明を開く | NVDA+D | 現在の要素に詳細説明があれば、新しいウィンドウを開いて表示します。 |\r
452 %kc:endInclude\r
453 \r
454 \r
455 ++ 一文字ナビゲーション ++\r
456 より素早い操作を可能とするため、NVDAにはブラウズモード上の特定のフィールドにジャンプするための単一文字による移動コマンドがあります。\r
457 \r
458 %kc:beginInclude\r
459 以下のキーを単独で押すと次の要素に移動し、Shiftキーを付加すると前の要素に移動します。\r
460 - H: 見出し\r
461 - L: リスト\r
462 - I: リスト項目\r
463 - T: テーブル\r
464 - K: リンク\r
465 - N: 非リンクテキスト\r
466 - F: フォームフィールド\r
467 - U: 未訪問リンク\r
468 - V: 訪問済みリンク\r
469 - E: エディットフィールド\r
470 - B: ボタン\r
471 - X: チェックボックス\r
472 - C: コンボボックス\r
473 - R: ラジオボタン\r
474 - Q: 引用\r
475 - S: 区切り線\r
476 - M: フレーム\r
477 - G: 画像\r
478 - D: ランドマーク\r
479 - O: 埋め込みオブジェクト\r
480 - 1から6: 1から6のそれぞれの見出しに移動\r
481 -\r
482 コンテナ要素(リストやテーブルなど)の先頭や末尾に移動するには:\r
483 || 名称 | キー | 説明 |\r
484 | コンテナの先頭に移動 | Shift+カンマ | キャレットがあるコンテナ要素(リストやテーブルなど)の先頭に移動します。 |\r
485 | コンテナの末尾に移動 | カンマ | キャレットがあるコンテナ要素(リストやテーブルなど)の末尾に移動します。 |\r
486 %kc:endInclude\r
487 \r
488 ++ 要素リスト ++\r
489 要素リストから、文書内のリンク、見出し及びランドマークの一覧にアクセスできます。\r
490 ラジオボタンを使って、これらのみっつの要素情報を切り替えることができます。\r
491 ダイアログには、ページ内の特定の項目を検索するためのフィルターで使用するエディットフィールドもあります。\r
492 項目を選択したら、ダイアログ内にあるボタンでその項目に移動するか、項目のアクションを実行できます。\r
493 %kc:beginInclude\r
494 || 名称 | キー | 説明 |\r
495 | ブラウズモードの要素リスト | NVDA+F7 | 現在のドキュメント内のリンク、見出し、ランドマークを含む要素の一覧を表示します。 |\r
496 %kc:endInclude\r
497 \r
498 ++ 埋め込みオブジェクト ++\r
499 ページには、Adobe Flash や Sun Java のような技術を使ったリッチコンテンツ、アプリケーション、ダイアログが含まれていることがあります。\r
500 ブラウズモード内でこれらを検知すると、NVDAは"埋め込みオブジェクト", "アプリケーション", "ダイアログ"と通知します。\r
501 そこでEnterキーを押すと、オブジェクトを操作できます。\r
502 もしオブジェクトがアクセシビリティの配慮をしていれば、他のアプリケーションと同じようにTabキーで移動して操作できます。\r
503 埋め込みオブジェクトを含んでいる元のページに戻るには以下のキー操作を使用します。\r
504 %kc:beginInclude\r
505 || 名称 | キー | 説明 |\r
506 | 元のブラウズモードのページに移動 | NVDA+Ctrl+スペース | 現在の埋め込みオブジェクトからフォーカスをはずし、埋め込みオブジェクトを含んでいる元のページに移動します。 |\r
507 %kc:endInclude\r
508 \r
509 + アプリケーション固有のNVDAコマンド +\r
510 NVDAには、特定のアプリケーションの特定のタスクを簡単に実行したり、通常はスクリーン・リーダーの利用者がアクセスできない機能にアクセスできるようにするためのアプリケーション固有の追加のコマンドがあります。\r
511 \r
512 ++ Microsoft Excel ++\r
513 %kc:beginInclude\r
514 || 名称 | キー | 説明 |\r
515 | 列見出しの設定 | NVDA+Shift+C | 1回押すと現在の行を列見出しの行として設定します。この行の下で列を移動すると自動的にこの列見出しが通知されます。2回続けて押すと設定をクリアします。 | \r
516 | 行見出しの設定 | NVDA+Shift+R | 1回押すと現在の列を行見出しの列として設定します。この列の右で行を移動すると自動的にこの行見出しが通知されます。2回続けて押すと設定をクリアします。 | \r
517 %kc:endInclude\r
518 \r
519 ++ foobar2000 ++\r
520 %kc:beginInclude\r
521 || 名称 | キー | 説明 |\r
522 | 残り時間の通知 | Ctrl+Shift+R | 現在再生中のトラックがある場合、その残り時間を通知します。 |\r
523 %kc:endInclude\r
524 \r
525 注意:「残り時間の通知」ショートカットはステータス行の書式がデフォルト設定の場合のみ有効です。\r
526 \r
527 ++ Miranda IM ++\r
528 %kc:beginInclude\r
529 || 名称 | キー | 説明 |\r
530 | 最新のメッセージを通知 | NVDA+Ctrl+1-4 | 最新のメッセージの中から、押された数字に該当するメッセージを通知します。例えば、NVDA+Ctrl+2は、2番目に新しいメッセージを通知します。 |\r
531 %kc:endInclude\r
532 \r
533 ++ Poedit ++\r
534 %kc:beginInclude\r
535 || 名称 | キー | 説明 |\r
536 | コメントウィンドウの通知 | Ctrl+Shift+C | コメントウィンドウ内のすべてのコメントを通知します。 |\r
537 | 自動コメントウィンドウの通知 | Ctrl+Shift+A | 自動コメントウィンドウのすべてのコメントを通知します。 |\r
538 %kc:endInclude\r
539 \r
540 + NVDAの設定 +\r
541 \r
542 ++ 設定メニュー ++\r
543 %kc:settingsSection: || 名称 | デスクトップ用キー | ラップトップ用キー | 説明 |\r
544 ほとんどのNVDAの設定はNVDAメニュー内の設定サブメニューからアクセスできるダイアログボックス内で変更できます。\r
545 すべてのNVDAの設定ダイアログでは、OKボタンを押すことで設定が適用できます。\r
546 変更をキャンセルするには、キャンセルボタンを押すかEscキーを押してください。\r
547 以下の一覧の中のいくつかの設定は、ショートカットキーを用いて変更することもできます。\r
548 \r
549 +++ 一般設定 (NVDA+Ctrl+G) +++\r
550 一般設定ダイアログは、設定メニューの中にあります。\r
551 このダイアログには以下のオプションが含まれています。\r
552 \r
553 ==== 言語 ====\r
554 NVDAのユーザーインターフェースやメッセージをどの言語で表示させるかを選択できるコンボボックスです。\r
555 多くの言語が選択できますが、デフォルトのオプションは"User Default, Windows"となっています。\r
556 このオプションが選択されていると、NVDAはユーザーが使用しているWindowsのデフォルト言語を使用します。\r
557 \r
558 言語設定を変更したい場合は、NVDAを再起動しなければなりません。\r
559 言語設定を変更した場合、NVDAは再起動するかどうかを確認します。\r
560 OKボタンを押すとNVDAが再起動します。\r
561 \r
562 ==== 終了時に設定情報を保存する ====\r
563 このオプションはチェックボックスで、チェックされている場合はNVDA終了時に現在の設定情報を自動的に保存するように指示します。\r
564 \r
565 ==== NVDA終了前に警告する ====\r
566 このオプションはチェックボックスで、NVDA終了前にNVDAを終了するかどうかの確認のダイアログを表示させるかどうかを選択できます。\r
567 チェックされている場合、NVDAを終了しようとしたときに、終了するかの確認ダイアログが表示されます。\r
568 \r
569 ==== ログ記録レベル ====\r
570 これはコンボボックスで、NVDAがどの程度の実行記録を行うかを設定します。\r
571 一般的には、冗長な記録を行わないために、利用者はこの設定を変更すべきではありません。\r
572 しかしながら、このオプションは利用者がバグ報告を行う場合に有効です。\r
573 \r
574 ==== Windowsへのログオン後にNVDAを自動的に開始する ====\r
575 このオプションが有効な場合、NVDAはWindowsへのログオン後に自動的に開始されます。\r
576 このオプションはインストールされたNVDAでのみ有効です。\r
577 \r
578 ==== ログオン画面でNVDAを使用する (管理者権限が必要) ====\r
579 もしユーザー名とパスワードを指定してWindowsにログオンしている場合、このオプションを有効にすることでNVDAをWindows起動時のログオン画面で自動的に開始できます。\r
580 このオプションはインストールされたNVDAでのみ有効です。\r
581 \r
582 ==== 現在保存されている情報をログオンまたはその他のセキュアスクリーンで使用する ====\r
583 このボタンを押すと、現在保存されているNVDAのユーザー設定をNVDAのシステムディレクトリーにコピーし、NVDAがログオンやユーザーアクセスコントロール (UAC) 、その他のセキュアスクリーンで使用できるようにします。\r
584 すべての設定を確実にコピーするため、最初にNVDA+Ctrl+CまたはNVDAメニュー内の設定情報の保存を実行してください。\r
585 このオプションはインストールされたNVDAでのみ有効です。\r
586 \r
587 ==== 更新の自動チェックとNVDAのアップデート ====\r
588 このオプションを有効にすると、NVDAは新しいバージョンが入手できるかどうかを自動的に確認し、それを通知します。\r
589 NVDAメニュー「ヘルプ」の「更新のチェック」を使って手動で更新のチェックをすることもできます。\r
590 \r
591 +++ 音声エンジンの切り替え (NVDA+Ctrl+S) +++\r
592 設定メニューの中の"音声エンジン"で表示される音声エンジンダイアログでは、NVDAがどの音声エンジンを使って読み上げを行うかを選択できます。\r
593 音声エンジンを選択してOKボタンを押すと、NVDAは選択された音声エンジンを読み込みます。\r
594 もし音声エンジンの読み込みに失敗した場合、NVDAはメッセージでそれを通知し、前に使用していた音声エンジンを使用します。\r
595 \r
596 ==== 音声エンジン ====\r
597 このオプションでは、NVDAが音声出力に使用する音声エンジンを選択できます。\r
598 \r
599 NVDAでサポートされている音声エンジンの一覧は、[サポートされている音声エンジン #SupportedSpeechSynths]セクションを参照してください。\r
600 \r
601 唯一、いつでもこの一覧にある特別な項目は"音声なし"で、これによりNVDAを音声出力なしで使用できます。\r
602 この項目は、NVDAを点字出力のみで使用する方や、もしかしたら晴眼者がNVDAのスピーチビューワーを使用する際に有効かもしれません。\r
603 \r
604 ==== 出力先デバイス ====\r
605 このオプションでは、NVDAが選択された音声エンジンを使って読み上げを出力するサウンドカードを選択できます。\r
606 \r
607 +++ 音声設定 (NVDA+Ctrl+V) +++[VoiceSettings]\r
608 設定メニュー内の音声設定ダイアログでは、読み上げ音声に関するオプションが変更できます。\r
609 どこからでも簡単に音声設定を変更する方法につきましては、[簡単音声設定 #SynthSettingsRing]のセクションを参照してください。\r
610 \r
611 音声設定ダイアログには以下のオプションが含まれています。\r
612 \r
613 ==== 音声 ====\r
614 このダイアログの最初のオプションは、現在選択されている音声エンジンにインストールされている音声の一覧のコンボボックスです。\r
615 矢印キーを使ってすべての音声の種類を聞くことができます。\r
616 左と上矢印は、リスト項目を上に移動し、右と下矢印は、リスト項目を下に移動します。\r
617 \r
618 ==== 声色 ====\r
619 NVDAに同梱されているeSpeakでは、このコンボボックスで声色を選択できます。\r
620 声色は音声と似ていますが、eSpeakの音声とは違った属性の変化を提供します。\r
621 声色のいくつかは男性のような音だったり、他のいくつかは女性に似ていたり、蛙に似ている音もあります。\r
622 \r
623 ==== 速さ ====\r
624 このオプションで音声の速さを変更できます。\r
625 0から100の間を移動するスライダーで、0はもっとも遅く100はもっとも早い値を示します。\r
626 \r
627 ==== 高さ ====\r
628 このオプションで音声の高さを変更できます。\r
629 0から100の間を移動するスライダーで、0は最も低く、100はもっとも高い値を示します。\r
630 \r
631 ==== 音量 ====\r
632 このオプションは0から100の間を移動するスライダーで、0がもっとも低く、100がもっとも高い値を示します。\r
633 \r
634 ==== 抑揚 ====\r
635 このオプションはスライダーで、音声エンジンがどれだけの抑揚で話すかを設定できます (なお、現在このオプションに対応しているのはeSpeakだけです) 。\r
636 \r
637 ==== 自動言語切り替え ====\r
638 このチェックボックスで、読み上げようとしているテキストに言語の指定がある場合、NVDAに音声エンジンの言語を自動的に切り替えさせるかどうかを変更できます。\r
639 このオプションはデフォルトで有効です。\r
640 現在この自動言語切り替えは、eSpeakでのみサポートされています。\r
641 \r
642 ==== 自動方言切り替え ====\r
643 もし自動言語切り替えが有効な場合、このチェックボックスで言語だけでなく、方言を自動的に切り替えるかどうかを選択できます。例えば、アメリカ英語の音声を使用中でドキュメントの一部にイギリス英語が指定されていた場合、この機能はシンセサイザーのアクセントを切り替えます。\r
644 このオプションはデフォルトでは無効です。\r
645 \r
646 %kc:setting\r
647 ==== 句読点/記号レベル ====\r
648 キー: NVDA+P\r
649 \r
650 このオプションでは、句読点及び記号を単語として読み上げる際のレベルを変更できます。\r
651 もし「すべて」が選択されていれば、すべての記号が単語として読み上げられます。\r
652 このオプションは現在使用中の音声エンジンだけでなく、すべての音声エンジンに対して有効です。\r
653 \r
654 ==== 大文字のピッチ変更率 ====\r
655 このエディットフィールドでは大文字を読み上げる際の高さの変化率を指定します。\r
656 値はパーセントで指定し、負の値を指定すると大文字の高さは小文字よりも低くなりますし、正の値を指定すると高くなります。\r
657 高さを変更したくない場合は、0を指定してください。\r
658 \r
659 ==== 大文字の前にキャップと読む ====\r
660 この設定はチェックボックスで、チェックされている場合はNVDAに大文字の前に"キャップ"と読むように指示します。\r
661 通常、NVDAはすべての大文字に対して音声のピッチを上げますが、一部の音声エンジンではそれが十分機能しないので、このオプションが有効かもしれません。\r
662 \r
663 ==== 大文字にビープ音をつける ====\r
664 このチェックボックスがチェックされていると、NVDAは大文字で書かれた文字を検出するたびに小さなビープ音を鳴らします。\r
665 大文字の前にキャップと読むチェックボックスのように、この設定も、大文字に対して音声の高さを変更できない音声エンジンを使用している場合に有効です。\r
666 \r
667 ==== サポートされている場合スペル読み機能を使用する ====[VoiceSpellingFunctionality]\r
668 1文字で構成されているような単語がありますが、その発音は文字自身が個々の文字として発音されるか、単語として発音されるかによって異なります。\r
669 例えば英語では、"a"は文字でもあり単語でもあります。\r
670 このオプションにより、もし音声エンジンがサポートしている場合は、これらのふたつの場合を区別することができます。\r
671 ほとんどの音声エンジンでこの機能はサポートされています。\r
672 \r
673 一般的に、このオプションは有効にしておくべきです。\r
674 しかしながら、Microsoft Speech API用の音声エンジンの中にはこの機能を正確に実装していないものがあり、この機能が有効な時に奇妙な動作をすることがあります。\r
675 個々の文字の発音に問題がある場合は、このオプションを無効にしてください。\r
676 \r
677 +++ 簡単音声設定 +++[SynthSettingsRing]\r
678 音声設定ダイアログを開くことなく、簡単に音声に関する項目を変更したい場合、NVDA起動中であればどこからでも使用できるいくつかの音声に関するコマンドがあります。\r
679 %kc:beginInclude\r
680 || 名称 | デスクトップ用キー | ラップトップ用キー | 説明 |\r
681 | 次の音声設定に移動 | NVDA+Ctrl+右矢印 | NVDA+Shift+Ctrl+右矢印 | 現在の項目の次にある音声設定項目に移動します。最後まで移動した場合は最初の設定項目に戻ります。 |\r
682 | 前の音声設定に移動 | NVDA+Ctrl+左矢印 | NVDA+Shift+Ctrl+左矢印 | 現在の項目より前にある音声設定項目に移動します。最初まで移動した場合は最後の設定項目に戻ります。 |\r
683 | 現在の音声設定を増加 | NVDA+Ctrl+上矢印 | NVDA+Shift+Ctrl+上矢印 | 現在アクティブな音声設定の値を増加します。例えば、速さを増加したり、次の音声を選択したり、音量を上げたりします。 |\r
684 | 現在の音声設定を減少 | NVDA+Ctrl+下矢印 | NVDA+Shift+Ctrl+下矢印 | 現在アクティブな音声設定の値を減少します。例えば、速度を減少したり、前の音声を選択したり、音量を下げたりします。 |\r
685 %kc:endInclude\r
686 \r
687 +++ 点字設定 +++\r
688 点字設定ダイアログは、設定メニューの中の点字設定オプションから開くことができます。\r
689 \r
690 ==== 点字ディスプレイ ====\r
691 点字設定ダイアログの中の最初のオプションは、"点字ディスプレイ"です。\r
692 システム上で利用可能な点字ディスプレイドライバーに応じて、いくつかのオプションが表示されます。\r
693 矢印キーを使ってオプション間を移動してください。\r
694 \r
695 点字なしは、点字ディスプレイを使用しないことを意味します。\r
696 \r
697 サポートされている点字ディスプレイの一覧は、[サポートされている点字ディスプレイ #SupportedBrailleDisplays]セクションを参照してください。\r
698 \r
699 ==== ポート ====\r
700 このオプションが有効のとき、選択された点字ディスプレイとの通信を行うポートや接続方法を選ぶことができます。\r
701 このコンボボックスには点字ディスプレイとの接続についての選択肢が表示されます。\r
702 \r
703 NVDAの初期設定では、ポートの自動選択が試みられます。つまり、システムにUSBやブルートゥースで接続された機器をスキャンして、点字ディスプレイとの通信方法が見つかれば接続を行います。\r
704 しかし、点字ディスプレイによっては、ユーザーがポートを手動で設定することができます。\r
705 通常は"自動選択"(初期設定のポート自動選択をNVDAが行います)、"USB"、"ブルートゥース"を選択できます。また、接続された機器が対応していればシリアル通信ポートを選択できます。\r
706 \r
707 点字ディスプレイが自動ポート選択だけに対応している場合には、このオプションは無効になります。\r
708 \r
709 お使いの点字ディスプレイが対応している接続方法やポート選択方法については、 [サポートされている点字ディスプレイ #SupportedBrailleDisplays] の各項目もお読みください。\r
710 \r
711 ==== 出力テーブル ====\r
712 次のオプションは点字出力テーブルを選択するコンボボックスです。\r
713 このコンボボックスでは、言語、点訳規則、グレードを点字変換テーブルによって選択できます。\r
714 選択されたテーブルは、テキストを点字ディスプレイの出力に変換するために使われます。\r
715 リストの中のテーブル項目は矢印キーで移動できます。\r
716 \r
717 ==== 入力テーブル ====\r
718 出力テーブルの次のオプションは、点字入力テーブルを選択するコンボボックスです。\r
719 点字ディスプレイのパーキンス型キーで入力された点字を入力文字に変換するときにこの入力テーブルが使われます。\r
720 NVDAは現在コンピューター点字の入力だけをサポートしているので、8点コンピューター点字のテーブルだけが表示されます。\r
721 リストの中のテーブル項目は矢印キーで移動できます。\r
722 \r
723 このオプションは、お使いの点字ディスプレイがパーキンス型キーを備えていて、機器のドライバーが入力に対応している場合のみ有効です。\r
724 パーキンス型キーを備えているディスプレイであってもドライバーが文字入力に対応していない場合は [サポートされている点字ディスプレイ #SupportedBrailleDisplays] で説明します。\r
725 \r
726 ==== カーソル位置の単語をコンピューター点字に展開 ====\r
727 このオプションは、カーソル位置の単語を略字ではないコンピューター点字として表示できるようにします。\r
728 \r
729 ==== カーソル点滅速度 ====\r
730 このオプションは数値フィールドで、カーソルの点滅速度をミリ秒単位で変更できます。\r
731 \r
732 ==== メッセージの表示終了待ち時間 (秒) ====\r
733 このオプションは数値フィールドで、システムメッセージを点字ディスプレイ上に何秒間表示するかを制御できます。\r
734 \r
735 %kc:setting\r
736 ==== 点字表示の切り替え ====[BrailleTether]\r
737 キー: NVDA+Ctrl+T\r
738 \r
739 このオプションでは、点字表示がシステムフォーカスまたはナビゲーターオブジェクト/レビューカーソルのどちらに追従するかを変更できます。\r
740 \r
741 ==== 段落単位で読む ====\r
742 有効な場合、点字は行ごとではなく段落ごとに表示されます。\r
743 また、次及び前の行への移動コマンドも段落ごとに移動するようになります。\r
744 これにより、それぞれの行末に到達した場合で、より多くのテキストがディスプレイにフィットする際、スクロールする必要がなくなります。\r
745 これは、より多くのテキストを早く読みたい時に有効です。\r
746 この機能はデフォルトでは無効化されています。\r
747 \r
748 +++ キーボード設定 (NVDA+Ctrl+K) +++\r
749 このダイアログボックスは、設定メニュー内の"キーボード設定..."にあります。\r
750 ここには、以下のオプションが含まれています。\r
751 \r
752 ==== キーボードレイアウト ====\r
753 このコンボボックスでは、NVDAでどのキーボードレイアウトを使用するかを選ぶことができます。現在、NVDAにあるのはデスクトップとラップトップレイアウトです。\r
754 \r
755 ==== Caps LockキーをNVDAキーとして使用する ====\r
756 このチェックボックスがチェックされている場合、Caps LockキーがNVDAキーとして動作します。\r
757 \r
758 ==== InsertキーをNVDAキーとして使用する ====\r
759 このチェックボックスがチェックされている場合、Insertキー (通常は矢印キーの上のHomeキーやEndキーの近くにあります) をNVDAキーとして使用することができます。\r
760 \r
761 ==== テンキーのInsertキーをNVDAキーとして使用する ====\r
762 このチェックボックスがチェックされている場合、テンキー上のInsertキーをNVDAキーとして使用することができます。\r
763 \r
764 %kc:setting\r
765 ==== 入力文字の読み上げ ====\r
766 キー: NVDA+2\r
767 \r
768 有効な場合、NVDAはキーボードから入力されたすべての文字を読み上げます。\r
769 \r
770 %kc:setting\r
771 ==== 入力単語の読み上げ ====\r
772 キー: NVDA+3\r
773 \r
774 有効な場合、NVDAは入力されたすべての単語を読み上げます。\r
775 \r
776 ==== 文字入力で読み上げを中断 ====\r
777 チェックありの場合、文字入力のキーが押されると音声読み上げを中断します。この設定は初期状態で有効です。\r
778 \r
779 ==== Enterキーで読み上げを中断 ====\r
780 チェックありの場合、エンターキーが押されると音声読み上げを中断します。この設定は初期状態で有効です。\r
781 \r
782 ==== Caps Lockがオンの時、小文字が入力されたらビープ音を鳴らす ====\r
783 有効な場合、Caps Lockがオンの状態でShiftキーとともに文字キーが押されたら、警告のためのビープ音を鳴らします。\r
784 一般的に、Caps Lock状態でShiftキーを押して文字入力を行うことはなく、意図的でない限りCaps Lockがオンであることに気が付いていないような場合です。\r
785 したがって、この機能はそれを知るための警告として役立ちます。\r
786 \r
787 %kc:setting\r
788 ==== コマンドキーの読み上げ ====\r
789 キー: NVDA+4\r
790 \r
791 有効な場合、NVDAは文字以外のキーの名称を読み上げます。このキーの名称には、Ctrlキーとその他のキーのようなキーの組み合わせも含まれます。\r
792 \r
793 +++ マウス設定 (NVDA+Ctrl+M) +++[MouseSettings]\r
794 マウス設定ダイアログは、設定メニューの"マウス設定..."の中にあります。\r
795 この中には以下のオプションが含まれています。\r
796 \r
797 ==== マウスポインター形状の変化を通知 ====\r
798 このチェックボックスがチェックされていると、NVDAはマウスポインターの形状が変化するたびにそれを通知します。\r
799 Windowsのマウスポインターは、例えば編集可能や読み込み中のように、その変化で情報を表すことがあります。\r
800 \r
801 %kc:setting\r
802 ==== マウスの追跡の有効化 ====\r
803 キー: NVDA+M\r
804 \r
805 有効な場合、NVDAはスクリーン内での移動に伴ってマウスポインターが重なったテキストを読み上げます。これにより、マウスを直接動かすか、オブジェクトナビゲーションを用いてスクリーン上にある物を探すことができます。\r
806 \r
807 ==== テキストの読み上げ範囲 ====\r
808 もしNVDAがマウス位置のテキストを通知するように設定されていれば、このオプションではマウス移動時のテキストの読み上げ範囲を選択できます。\r
809 オプションは、文字、単語、行、段落の中から選択できます。\r
810 \r
811 ==== マウスが重なったオブジェクトの通知 ====\r
812 このチェックボックスがチェックされていると、NVDAはマウスが重なったオブジェクトのロール (種類) を通知します。\r
813 \r
814 ==== マウス移動時ビープ音で通知 ====\r
815 このチェックボックスをチェックすると、NVDAはマウスの移動をビープ音で通知します。それにより、利用者はマウスポインターが画面上のどこに位置しているかを知ることができます。\r
816 \r
817 ==== マウス位置の明るさをビープ音の音量の変化で通知 ====\r
818 'マウス移動時ビープ音で通知'のチェックボックスがチェックされていて、このチェックボックスをチェックした場合、ビープ音のボリュームは、画面上でマウスポインターのある場所の明るさによって制御されます。\r
819 この機能はデフォルトではチェックされていません。\r
820 \r
821 +++ レビューカーソル設定 +++\r
822 設定メニュー内のレビューカーソルダイアログには以下のオプションが含まれています。\r
823 \r
824 \r
825 %kc:setting\r
826 ==== システムフォーカスに追従 ====\r
827 キー: NVDA+7\r
828 \r
829 有効な場合、レビューカーソルはいつでも現在システムフォーカスがあるオブジェクトに追従して変化します。\r
830 \r
831 %kc:setting\r
832 ==== システムキャレットに追従 ====\r
833 キー: NVDA+6\r
834 \r
835 有効な場合、レビューカーソルは自動的にシステムキャレットが移動した位置へ移動します。\r
836 \r
837 ==== マウスに追従 ====\r
838 有効な場合、レビューカーソルはマウスの動きに追従します。\r
839 \r
840 ==== 簡易レビューモード ====\r
841 有効な場合、NVDAはユーザーに無関係なオブジェクト(非表示およびレイアウト用のオブジェクト)を除外して、ナビゲート可能なオブジェクトだけを抽出します。\r
842 \r
843 +++ オブジェクトの通知設定 (NVDA+Ctrl+O) +++\r
844 このダイアログボックスには、設定メニューの中の"オブジェクトの通知設定..."からアクセスすることができます。\r
845 このダイアログボックスには、以下のオプションが含まれています。\r
846 \r
847 ==== ツールチップの通知 ====\r
848 チェックされている場合、NVDAはツールチップが表示されたときにその内容を読み上げます。\r
849 多くのWindowsのコントロールは、マウスポインターをそれらに重ねたり、それらにフォーカスしたりしたとき、簡単なメッセージ (またはツールチップ) を表示します。\r
850 \r
851 ==== バルーン情報の通知 ====\r
852 このチェックボックスがチェックされている場合、NVDAはバルーン情報が表示されたときにその内容を通知します。\r
853 バルーン情報はツールチップに似ていますが、サイズはやや大きく、ネットワークケーブルが接続されていないとか、Windowsのセキュリティ上の問題の通知といった、システムのイベントに関連付けられています。\r
854 \r
855 ==== オブジェクトのショートカットキーの通知 ====\r
856 このチェックボックスがチェックされている場合、NVDAはオブジェクトやコントロールなどを読み上げる際、関連付けられているショートカットキーを含んで読み上げます。\r
857 例えば、メニューバーのファイルメニューには、Alt+Fというショートカットキーがある場合があります。\r
858 \r
859 ==== オブジェクト位置情報の通知 ====\r
860 このオプションがチェックされている場合、オブジェクトにフォーカスしたり、オブジェクトナビゲーションで移動したときに、位置情報を (例えば1の4のように) 通知します。\r
861 \r
862 ==== 不可能な場合オブジェクトの位置情報を推測する ====\r
863 オブジェクトの位置情報を通知するオプションが有効な場合で、その情報を取得できないとき、このオプションはNVDAが特定のオブジェクトの位置情報を推測できるようにします。\r
864 \r
865 オンの時、NVDAはメニューやツールバー等のより多くのコントロールの位置情報を通知しますが、その情報はわずかに不正確な場合があります。\r
866 \r
867 ==== オブジェクトの説明を通知 ====\r
868 オブジェクトとともに読み上げられる説明が必要ない場合は、このチェックボックスのチェックを解除してください。\r
869 \r
870 %kc:setting\r
871 ==== プログレスバーの通知 ====\r
872 キー: NVDA+U\r
873 \r
874 このオプションはプログレスバーの更新をどのように通知するかを設定します。\r
875 \r
876 以下のようなオプションがあります。\r
877 - オフ: プログレスバーの変化は通知されません。\r
878 - 読み上げ: このオプションは、NVDAにプログレスバーの変化の割合を読み上げるように指示します。プログレスバーが変化するごとに、NVDAは新しい値を読み上げます。\r
879 - ビープ音: これは、NVDAにプログレスバーの変化をビープ音で通知するように指示します。ビープ音が高くなると、プログレスバーが完了に近づいていることを表します。\r
880 - ビープ音と読み上げ: このオプションは、NVDAにプログレスバーの変化をビープ音と読み上げの両方で通知するように指示します。\r
881 -\r
882 \r
883 ==== バックグラウンドのプログレスバーの更新を通知 ====\r
884 このオプションがチェックされているとき、NVDAは物理的に前面に表示されていないウィンドウであってもプログレスバーの変化の状況を通知し続けます。\r
885 もしプログレスバーのあるウィンドウを最小化したり、離れたりしたとしても、NVDAはそのウィンドウの追跡を続けるので、プログレスバーの進行中に他の作業をすることができます。\r
886 \r
887 %kc:setting\r
888 ==== 動的コンテンツの変化を通知 ====\r
889 キー: NVDA+5\r
890 \r
891 ターミナルやチャットプログラムの履歴など、特定のオブジェクトに対する新しいコンテンツの通知方法を切り替えます。\r
892 \r
893 +++ 入力メソッド設定 +++\r
894 設定メニューから入力メソッド設定のダイアログを開くことができます。\r
895 これは IME またはテキストサービスに対応したアジア言語の文字入力を NVDA が通知するための設定です。\r
896 入力メソッドは種類によって対応している機能や通知する情報が違います。入力メソッドごとに最適な使い勝手にするために、この設定を変更する必要があることをご理解ください。\r
897 \r
898 ==== 候補リストの自動通知 ====\r
899 このオプションは既定値で有効です。候補リストが表示されたり更新されたりしたときに、全ての候補を読み上げる機能です。\r
900 これは漢字の字形要素を使う中国語入力システム(New ChangJie, Boshiami)で有用です。すべての候補文字を音声で確認し、数字キーで選択できるからです。\r
901 しかし発音を使う中国語入力システム(New Phonetic)では、このオプションは無効にしたほうがよいでしょう。なぜなら全ての文字が同じように読み上げられてしまうからです。このような場合は、候補を矢印キーで選択して、詳細説明を聞いてください。\r
902 \r
903 ==== 選択した候補を通知 ====\r
904 このオプションは既定値で有効です。NVDAが変換候補を通知するタイミングを、候補リストが表示されたとき、または、候補が選択されたときの、どちらにするかを変更できます。\r
905 この設定は、矢印キーで候補選択をする入力メソッド(中国語 New Phoneticなど)では有効にしてください。しかし、入力メソッドによっては、この設定を無効にしたほうが効率的に入力できます。\r
906 このオプションが無効のときにも、レビューカーソルは選択された候補の位置にあるので、オブジェクトナビゲーションやレビューの操作によって、選択中の候補や前後の候補を確認できます。\r
907 \r
908 ==== 候補の説明で文字を通知 ====\r
909 このオプションは既定値で有効です。NVDAが候補の通知で各文字の説明を使うかどうかを変更できます。これは、候補が選択された場合と、候補リストが表示されて自動的に通知される場合の両方についての設定です。\r
910 ただし、中国語などの言語では、このオプションとは無関係に、候補の通知で複数の用例を使う文字説明が使われます。\r
911 このオプションは韓国語や日本語の入力メソッドにおいて役立ちます。\r
912 \r
913 ==== 読み文字の通知 ====\r
914 入力メソッドによっては読み文字(プレコンポジション文字)が存在します。例えば中国語の New Phonetic や New ChangJie などです。\r
915 このオプションは NVDA が読み文字の入力を通知するかどうかを制御します。\r
916 このオプションは既定値で有効です。\r
917 中国語の ChangJie など旧式の入力メソッドでは、プレコンポジション文字を管理するために、読み文字を使わず、コンポジション領域を使います。コンポジションの通知の設定については次の項目を参照してください。\r
918 \r
919 ==== コンポジションの更新を通知 ====\r
920 多くの入力メソッドでは、読み文字やプレコンポジション文字から変換された表意文字を、一時的にコンポジション領域に追加し、それから文書に挿入します。\r
921 このオプションはコンポジションに追加された文字をNVDAが通知をするかどうかを変更できます。\r
922 このオプションは既定値で有効です。\r
923 \r
924 +++ ブラウズモードの設定 (NVDA+Ctrl+B) +++\r
925 ブラウズモードの設定ダイアログは、設定メニュー内の"ブラウズモード..."にあります。\r
926 \r
927 ダイアログには以下のオプションがあります。\r
928 \r
929 ==== 1行の文字数 ====\r
930 このフィールドでは、ブラウズモードの1行の長さを (文字数で) 指定します。\r
931 \r
932 ==== 1ページの最大行数 ====\r
933 このフィールドでは、ブラウズモード内でPageUpやPageDownを押したときに移動する行数を指定します。\r
934 \r
935 %kc:setting\r
936 ==== 画面レイアウトを使用 ====\r
937 キー: NVDA+V\r
938 \r
939 このオプションでは、ブラウズモード内のコンテンツがリンクやその他のフィールドをそれぞれ独立した行として表示するか、画面に表示されているのと同じようにリンクなどをテキストどおりに表示するかを設定できます。有効な場合は画面に表示されているのと同じように表現し、無効な場合はフィールドはそれぞれ個別の行として表現されます。\r
940 \r
941 ==== ページ読み込み時に自動読み上げ ====\r
942 このチェックボックスは、ブラウズモード内でページが読み込まれた際にそれを自動で読み上げるかどうかを切り替えます。\r
943 このオプションはデフォルトで有効です。\r
944 \r
945 ==== レイアウトテーブルを通知 ====\r
946 このオプションを無効にした場合、NVDAは表形式のデータを含むテーブル (表として認識されたもの) だけを通知するようになります。\r
947 しかし、オプションを有効にした場合、NVDAは通常視覚的な表現のために用いられるようなテーブルも通知します。\r
948 \r
949 ==== リンクや見出しなどのフィールド読み上げの設定====\r
950 リンク、見出し、テーブルといった、移動中に読み上げられるフィールド種別の設定につきましては、[書式情報 #DocumentFormattingSettings]を参照してください。\r
951 \r
952 ==== フォーカスの変化を追跡する自動フォーカスモード ====\r
953 このオプションは、フォーカスが変化した場合にフォーカスモードを呼び出すかどうかを設定します。\r
954 例えば、オプションが有効でWebページにいるときに、Tabキーを押し、もしフォームがフォーカスされたら自動的にフォーカスモードが呼び出されます。\r
955 \r
956 ==== キャレットの移動を追跡する自動フォーカスモード ====\r
957 このオプションがチェックされている場合、NVDAは矢印キーの移動に応じてフォーカスモードに入ったり、フォーカスモードから出たりします。\r
958 例えば、Webページの中で下矢印キーで読み進んでいてエディットボックスに到達した場合、NVDAは自動的にフォーカスモードを有効にします。もし、上矢印キーを押してエディットボックスから出ると、NVDAはブラウズモードに戻ります。\r
959 \r
960 ==== 音によるフォーカスモードとブラウズモード切替の通知 ====\r
961 このオプションが有効な場合、NVDAは音声による通知ではなく、特別な音によってフォーカスモードとブラウズモードが切り替えられたことを通知します。\r
962 \r
963 +++ 書式設定 (NVDA+Ctrl+D) +++[DocumentFormattingSettings]\r
964 このダイアログボックスは、設定メニューの中の、"書式設定..."にあります。\r
965 \r
966 ほとんどのチェックボックスは、ドキュメント内で移動するときにどの書式を自動的に読み上げるかを設定するために使用します。\r
967 例えば、フォント名の通知のチェックボックスをチェックしている場合、違うフォントを使用しているテキストに移動するたびにフォント名を通知します。\r
968 \r
969 以下の通知方法を変更することができます。\r
970 - フォント名\r
971 - フォントサイズ\r
972 - フォント属性\r
973 - テキスト配置\r
974 - 色\r
975 - テキスト書式\r
976 - スペルミス\r
977 - ページ番号\r
978 - 行番号\r
979 - 行インデント\r
980 - 表\r
981 - 表の行/列見出し\r
982 - 表のセル番地\r
983 - リンク\r
984 - 見出し\r
985 - リスト\r
986 - 引用\r
987 - ランドマーク\r
988 - フレーム\r
989\r
990 \r
991 ==== カーソル移動後に書式変化を通知 ====\r
992 この設定が有効な場合、NVDAのパフォーマンスが低下したとしても、すべての書式の変化を取得して通知します。\r
993 \r
994 デフォルトでは、NVDAはすべてのシステムキャレット及びレビューカーソルの書式情報を取得し、その一部をNVDAのパフォーマンスが低下しない範囲で通知します。\r
995 \r
996 この機能は、Microsoft Wordでの文章校正など、書式情報が重要な場合は有効にしてください。\r
997 \r
998 +++ 読み上げ辞書 +++\r
999 設定メニューの中の読み上げ辞書メニューには、NVDAが特定の単語やフレーズをどのように読み上げるかを設定できるダイアログがあります。\r
1000 現在のところ、3種類の読み上げ辞書が用意されています。\r
1001 \r
1002 - デフォルト: この辞書の読み方は、NVDAのすべての読み上げに適用されます。\r
1003 - 音声: この辞書の読み方は、現在使用中の特定の読み上げ音声に適用されます。\r
1004 - 一時辞書: この辞書の読み方は、NVDAのすべての読み上げに適用されますが、現在のセッション内に限定されます。これらの読み方は一時的なもので、NVDAを再起動すると失われます。\r
1005 -\r
1006 \r
1007 すべての辞書のダイアログには、読み上げの過程で使用される読み方の一覧が含まれています。\r
1008 ダイアログにはまた、追加、編集及び削除ボタンがあります。\r
1009 \r
1010 辞書に新しい読み方を追加するには、追加ボタンを押し、出てきたダイアログのフィールドに入力し、最後にOKを押してください。\r
1011 作成した読み方が、読み方の一覧に表示されます。\r
1012 実際に読み方を保存するために、追加や編集が終了したら、OKボタンを押して辞書ダイアログを終了してください。\r
1013 \r
1014 NVDAの読み上げ辞書の読み方は、ひとつの文字列の読み方をほかのものに変更します。\r
1015 簡単な例として、NVDAが「鳥」と読み上げるべき単語を、毎回「蛙」と読ませることができます。\r
1016 簡単にこれを実現するには、読み方を追加するダイアログで、"鳥"という単語をパターンのフィールドに入力し、置き換えフィールドに"蛙"と入力します。\r
1017 また、説明フィールドに、「鳥を蛙に変更」といったような説明を入力することもできます。\r
1018 \r
1019 NVDAの読み上げ辞書は、単純な単語の読み変えとは違い、より強力です。\r
1020 追加のダイアログには、読み方が大文字と小文字を区別するかどうかを示すチェックボックスがあります。\r
1021 NVDAは、デフォルトでは大文字小文字を区別しません。\r
1022 もうひとつのチェックボックスは、置き換えようとしているパターンが正規表現かどうかの状況を示します。\r
1023 正規表現では、特別な文字を含んだパターンが、文字列にマッチしているか、または数値だけにマッチしているか、または文字だけにマッチしているかを調べることができます。\r
1024 このユーザーガイドでは正規表現について詳しく解説していませんが、Web上にはより詳しい情報がたくさんあります。\r
1025 \r
1026 +++ 句読点/記号読み辞書 +++\r
1027 このダイアログでは、句読点やその他の記号をどのように読ませるかを、記号の読み上げレベルとともに変更できます。\r
1028 \r
1029 記号の読み方を変更するには、まず最初に記号一覧から読み方を変更したい記号を選択してください。\r
1030 置き換えフィールドでは、その記号が現れるたびに、それをどう読み上げさせるかを変更できます。\r
1031 レベルフィールドでは、この記号を読ませたい最低レベルを選択できます。\r
1032 \r
1033 設定が終了したら、OKボタンを押して変更を保存するか、キャンセルボタンで破棄してください。\r
1034 \r
1035 ++ 設定の保存と再読込 ++\r
1036 NVDAは自動的に変更された設定項目を保存します。\r
1037 しかしながら、この設定は、設定メニュー内の一般設定ダイアログ内のオプションで変更することができます。\r
1038 設定の保存を自動で行わないようにするには、NVDAメニューの中の"設定情報の保存"を変更してください。\r
1039 \r
1040 もしも設定に失敗して、すでに保存されている設定状態に戻さなければならなくなった場合は、NVDAメニューの中の"保存された設定に戻す"という項目を選択してください。\r
1041 また、設定をリセットしてNVDAがインストールされた直後と同じ状態に戻すには、"設定のリセット"を選択してください。これもNVDAメニューの中にあります。\r
1042 \r
1043 以下のNVDAキーボードコマンドも便利です。\r
1044 %kc:beginInclude\r
1045 || 名称 | デスクトップ用キー | ラップトップ用キー | 説明 |\r
1046 | 設定の保存 | NVDA+Ctrl+C | NVDA+Ctrl+C | 現在の設定を保存してNVDA終了後も設定が消えないようにします。 |\r
1047 | 設定を戻す | NVDA+Ctrl+R | NVDA+Ctrl+R | 一度押すと設定を前回保存した値に戻します。3回押すと設定を初期状態に戻します。 |\r
1048 %kc:endInclude\r
1049 \r
1050 ++ 設定ファイルとユーザープロファイル ++\r
1051 ポータブル版のNVDAは、すべての設定項目、カスタムアプリケーションモジュール及びカスタムドライバーを、NVDAディレクトリー内のuserConfigというディレクトリーに保存します。\r
1052 \r
1053 インストール版のNVDAでは、すべての設定項目、カスタムアプリケーションモジュール及びカスタムドライバーを、Windowsのユーザープロファイル内の特別なNVDAディレクトリー内に保存します。\r
1054 つまり、そのシステムを使用しているすべての利用者が、個別のNVDA設定を保持することができるのです。\r
1055 インストール版のNVDAで、現在のユーザー用のNVDA設定ディレクトリーを開くには、スタートメニューの[プログラム] -> [NVDA] -> [ユーザー設定ディレクトリーを開く]の順に進んでください。\r
1056 \r
1057 ログオンまたはUACスクリーンを読み上げるNVDA用の設定は、NVDAをインストールしたディレクトリー内のsystemConfigにあります。\r
1058 通常、この設定は手動で変更しないでください。\r
1059 ログオンまたはUACスクリーン上のNVDAの設定を変更したい場合は、いったん現在起動中のNVDAを使ってログオンウィンドウ用のNVDA向けの設定を作って保存した後、一般設定ダイアログ内の"現在保存されている情報をログオンまたはその他のセキュアスクリーンで使用する"ボタンを使用して設定をコピーしてください。\r
1060 \r
1061 + 追加のツール +\r
1062 \r
1063 ++ ログビューワー ++\r
1064 NVDAメニュー内のツール内にあるログビューワーでは、最後にNVDAを起動したときから現在までに記録されたすべてのログを閲覧できます。\r
1065 \r
1066 コンテンツを読むだけでなく、ログファイルを保存したり、ビューワーを更新することができるので、ログビューワーを開いた後からも最新の出力を得ることができます。\r
1067 これらのオプションは、ビューワーのログメニューから利用できます。\r
1068 \r
1069 ++ スピーチビューワー ++\r
1070 目の見える開発者や、目の見える聴衆にNVDAのデモを行うときのために、NVDAが現在読み上げているすべてのテキストを表示できるフローティング・ウィンドウがあります。\r
1071 \r
1072 スピーチビューワーを有効にするには、NVDAメニュー内のツールにある項目、"スピーチビューワー"をチェックしてください。\r
1073 無効にするにはこのチェックを外してください。\r
1074 \r
1075 スピーチビューワーが有効な間は、読み上げられる最新のテキストにより更新され続けます。\r
1076 しかし、ビューワーの内部をクリックまたはフォーカスすると、NVDAは一時的にテキストの更新を停止するため、簡単に既存のコンテンツを選択したりコピーすることができます。\r
1077 \r
1078 ++ アドオン マネージャー ++\r
1079 アドオン マネージャーはNVDAのアドオンパッケージをインストールまたはアンインストールできる機能です。NVDAメニューの「ツール」「アドオンの管理」から実行できます。\r
1080 これらのアドオン パッケージはコミュニティによって提供されます。NVDAの機能を追加・変更するアドオンや、点字ディスプレイや音声合成エンジンのドライバーを追加するアドオンがあります。\r
1081 \r
1082 アドオンマネージャーにはリストがあり、この中には現在のNVDAのユーザー設定でインストール済みのアドオンが表示されています。\r
1083 それぞれのアドオンについて、パッケージの名前、バージョン、作者が表示されます。アドオンの詳しい説明やURLなどの追加情報を見るには、そのアドオンを選択し「このアドオンについて」ボタンを押してください。\r
1084 \r
1085 アドオンをインストールするには、「追加」ボタンを押してください。\r
1086 アドオンパッケージ(拡張子 .nvda-addonのファイル)を選択する画面が表示されます。ここでコンピューターの中のファイルの場所またはネットワーク上の場所を指定してください。\r
1087 「開く」を押すと、本当にアドオンをインストールしてよいか、NVDAからの確認が表示されます。\r
1088 アドオンはNVDAの機能に制限なくアクセスできます。もしインストールされた環境でNVDAを使っていれば、アドオンはあなたの個人情報やシステム全体にアクセスできます。ですから、信頼できる作者のアドオンだけをインストールしてください。このことはとても重要です。\r
1089 アドオンをインストールした後でアドオンの実行を開始するためには、NVDAを再起動する必要があります。\r
1090 再起動されるまで、そのアドオンは「インストール」の状態でリストに表示されます。\r
1091 \r
1092 アドオンを削除するには、リストからアドオンを選択し、「削除」ボタンを押してください。\r
1093 本当に削除を行ってよいかどうか、NVDAからの確認が表示されます。\r
1094 インストールと同様に、アドオンを完全に削除するためにはNVDAを再起動する必要があります。\r
1095 再起動されるまで、そのアドオンは「削除」の状態でリストに表示されます。\r
1096 \r
1097 アドオン マネージャーを閉じるには「閉じる」ボタンを押してください。\r
1098 アドオンを追加または削除した場合は、その変更を有効にするためにNVDAを再起動するかどうかの確認が行われます。\r
1099 \r
1100 従来のバージョンのNVDAでは、プラグインやドライバをNVDAのユーザー設定ディレクトリにコピーすることで機能拡張ができました。\r
1101 このバージョンでも従来の形式のプラグインは読み込まれますが、アドオン マネージャーには表示されません。\r
1102 同じ機能がアドオンで入手できるようになったら、従来の形式のプラグインファイルを削除してアドオンに移行することをお勧めします。\r
1103 \r
1104 ++ Pythonコンソール ++\r
1105 NVDAメニュー内のツールにあるPythonコンソールは開発用のツールで、デバッグや一般的なNVDA内部の動作検証、アプリケーションのアクセシビリティ階層構造の検査などに使用できます。\r
1106 詳細は、[NVDA Webサイトの開発者向けセクション NVDA_URLwiki/Development]を参照してください。\r
1107 \r
1108 ++ プラグインの再読み込み ++\r
1109 この項目をアクティベートすると、アプリケーションモジュールとグローバルプラグインをNVDAを再起動することなく再読み込みできます。これは開発者にとって便利です。\r
1110 \r
1111 + サポートされている音声エンジン +[SupportedSpeechSynths]\r
1112 この章では、NVDAでサポートされている音声エンジンについて述べます。\r
1113 NVDAで利用可能な無料及び有料の音声エンジンの購入及びダウンロード方法の詳細については、 [http://www.nvda-project.org/wiki/ExtraVoices http://www.nvda-project.org/wiki/ExtraVoices]を参照してください。\r
1114 \r
1115 ++ eSpeak ++\r
1116 音声エンジン[eSpeak http://espeak.sourceforge.net/]はNVDAに内蔵されているので、追加のドライバーやコンポーネントをインストールする必要はありません。\r
1117 NVDAはデフォルトで、このeSpeakを使用して起動します。\r
1118 この音声エンジンはNVDAに同梱されているので、別のシステム上でUSBメモリーからNVDAを実行するときには良い選択です。\r
1119 \r
1120 eSpeakの各音声は、異なる言語で話すことができます。\r
1121 eSpeakでは、43ヶ国語以上の言語をサポートしています。\r
1122 \r
1123 また、音質の代替として、多くの声色を選択できます。\r
1124 \r
1125 ++ Microsoft Speech API バージョン 4 (SAPI 4) ++\r
1126 SAPI 4は、Microsoftの古い音声エンジン向けの標準規格です。\r
1127 この規格に対応した多くの音声エンジンは、複数のメーカーやWebサイトから購入もしくは無料で入手できるかもしれません。\r
1128 NVDAでこの規格を使用する場合、利用可能な音声 ([音声設定 #VoiceSettings]や[簡単音声設定 #SynthSettingsRing]からアクセスできます) には、システムにインストールされていて利用可能なすべてのSAPI 4の音声が含まれています。\r
1129 \r
1130 もしSAPI 4用の音声をインストールしているにも関わらず、音声エンジンがNVDAの音声エンジンダイアログに表示されない場合は、[SAPI 4.0 runtime binaries http://activex.microsoft.com/activex/controls/sapi/spchapi.exe]をインストールしてください。\r
1131 \r
1132 ++ Microsoft Speech API バージョン 5 (SAPI 5) ++\r
1133 SAPI 5はMicrosoftの音声エンジン向けの標準規格です。\r
1134 この規格に対応した多くの音声エンジンは、複数のメーカーやWebサイトから購入もしくは無料で入手できる他、少なくともひとつ以上の音声がすでにシステムにプリインストールされています。\r
1135 NVDAでこの規格を使用する場合、利用可能な音声 ([音声設定 #VoiceSettings]や[簡単音声設定 #SynthSettingsRing]からアクセスできます) には、システムにインストールされていて利用可能なすべてのSAPI 5用の音声が含まれています。\r
1136 \r
1137 ++ Microsoft Speech Platform ++\r
1138 Microsoft Speech Platformでは、通常はサーバーベースの読み上げアプリケーション開発に使用されるような多くの言語の音声が提供されています。\r
1139 これらの音声はNVDAでも使用できます。\r
1140 \r
1141 これらの音声を使用するには、ふたつのコンポーネントをインストールしてください。\r
1142 - Microsoft Speech Platform - Runtime (Version 11) , x86: http://www.microsoft.com/download/en/details.aspx?id=27225\r
1143 - Microsoft Speech Platform - Runtime Languages (Version 11): http://www.microsoft.com/download/en/details.aspx?id=27224\r
1144  - このページには、多くの音声認識及び音声合成のためのファイルが含まれています。\r
1145 目的の言語/音声のデータを含んでいるファイルを選択してください。\r
1146 例えば、MSSpeech_TTS_en-US_ZiraPro.msiというファイルはアメリカ英語の音声です。\r
1147  -\r
1148 -\r
1149 \r
1150 ++ Audiologic Tts3 ++\r
1151 これは、イタリア語向けの商用音声エンジンです。\r
1152 この音声エンジンをNVDAで使用するには、システムにインストールする必要があります。\r
1153 詳細については、Audiologic社のWebサイト、www.audiologic.itを参照してください。\r
1154 \r
1155 この音声エンジンは、[スペル読み機能 #VoiceSpellingFunctionality]をサポートしていません。\r
1156 \r
1157 ++ Newfon ++\r
1158 NewfonはSergey Shishmintzev氏作の無料の商用音声エンジンで、ロシア語とウクライナ語をサポートしています。\r
1159 この音声エンジンをダウンロードするには、ロシア語向けのNVDAコミュニティーサイトのダウンロードセクション、http://ru.nvda-community.org/?page_id=10を参照してください。\r
1160 \r
1161 この音声エンジンは、[スペル読み機能 #VoiceSpellingFunctionality]をサポートしていません。\r
1162 \r
1163 ++ Nuance Vocalizer for NVDA ++\r
1164 Nuance Vocalizer はニュアンス・コミュニケーションズ社の商用の高品質音声エンジンです。Tiflotecnia, Lda はこのエンジンをNVDA用のパッケージにしました。\r
1165 このエンジンには50以上の音声を追加でき、30以上の言語を合成できます。\r
1166 音声エンジンと追加の音声はNVDAのアドオンとして提供され、ポータブル版のNVDAでもすべての機能を使用できます。\r
1167 \r
1168 Nuance Vocalizer for NVDA の詳しい情報と購入方法は、ウェブサイト [www.vocalizer-nvda.com http://www.vocalizer-nvda.com/] をお読みください。\r
1169 この製品の売り上げの一部は NVDA スクリーンリーダーの開発を支援するために NV Access に寄付されます。\r
1170 \r
1171 + サポートされている点字ディスプレイ +[SupportedBrailleDisplays]\r
1172 この章では、NVDAでサポートされている点字ディスプレイについて述べます。\r
1173 \r
1174 ++ Freedom Scientific社製Focus/PAC Mateシリーズ ++\r
1175 すべてのUSBまたはbluetooth接続された[Freedom Scientific http://www.freedomscientific.com/]社製のFocus及びPAC Mateディスプレイをサポートしています。\r
1176 使用するには、Freedom Scientific社製の点字ディスプレイ用ドライバーが必要です。\r
1177 お持ちでない場合は、http://www.freedomscientific.com/downloads/focus-40-blue/focus-40-blue-downloads.aspから入手できます。\r
1178 このページではFocus 40 Blueディスプレイにしか言及していませんが、これらのドライバーはすべてのFreedom Scientific社製のディスプレイをサポートしています。\r
1179 64ビット版Windowsが実行されていて、ドライバーがすでに他のスクリーン・リーダーによってインストールされている場合であっても、他のスクリーン・リーダーがNVDAに必要なファイルをインストールしていない可能性もあるため、このリンク先にあるドライバーをインストールする必要があるかもしれません。\r
1180 \r
1181 NVDAの初期設定では、NVDA はUSBまたはブルートゥースによる接続を自動選択します。\r
1182 しかし点字設定で "USB" または "ブルートゥース" を選ぶことで、接続方法を限定することができます。\r
1183 例えばブルートゥースで Focus ディスプレイと通信しながら、充電のために USB ポートをつなぎたいときに役立ちます。\r
1184 \r
1185 以下は、これらのディスプレイ上で使用できるNVDA用のキー割り当てです。\r
1186 各キーの位置については、ディスプレイの説明書を参照してください。\r
1187 %kc:beginInclude\r
1188 || 名称 | キー |\r
1189 | 点字表示を後にスクロール | タッチカーソル1 (ディスプレイの最初のセル) |\r
1190 | 点字表示を前にスクロール | タッチカーソル20/40/80 (ディスプレイの最後のセル) |\r
1191 | 点字表示を後にスクロール | 左アドバンスバー |\r
1192 | 点字表示を前にスクロール | 右アドバンスバー |\r
1193 | 点字セル移動モードの切り替え | 左GDFボタン+右GDFボタン |\r
1194 | 左ウィズホイール動作の切り替え | 左ウィズホイールを押す |\r
1195 | 左ウィズホイールの動作を使用して戻る | 左ウィズホイールを上に移動 |\r
1196 | 左ウィズホイール動作を使用して進む | 左ウィズホイールを下に移動 |\r
1197 | 右ウィズホイール動作を切り替え | 右ウィズホイールを押す |\r
1198 | 右ウィズホイール動作を使用して戻る | 右ウィズホイールを上に移動 |\r
1199 | 右ウィズホイールの動作を使用して進む | 右ウィズホイールを下に移動 |\r
1200 | 点字セルに移動 | タッチカーソル |\r
1201 | バックスペースキー | 7の点 |\r
1202 | Enter キー | 8の点 |\r
1203 | Shift+Tab キー | スペース+1の点+2の点 |\r
1204 | Tab キー | スペース+4の点+5の点 |\r
1205 | 上矢印キー | スペース+1の点 |\r
1206 | 下矢印キー | スペース+4の点 |\r
1207 | Control+左矢印キー | スペース+2の点 |\r
1208 | Control+右矢印キー | スペース+5の点 |\r
1209 | 左矢印キー | スペース+3の点 |\r
1210 | 右矢印キー | スペース+6の点 |\r
1211 | Home キー | スペース+1の点+3の点 |\r
1212 | End キー | スペース+4の点+6の点 |\r
1213 | Control+Home キー | スペース+1の点+2の点+3の点 |\r
1214 | Control+End キー | スペース+4の点+5の点+6の点 |\r
1215 | Alt キー | スペース+1の点+3の点+4の点 |\r
1216 | Alt+Tab キー | スペース+2の点+3の点+4の点+5の点 |\r
1217 | Escape キー | スペース+1の点+5の点 |\r
1218 | Windows キー | スペース+2の点+4の点+5の点+6の点 |\r
1219 | スペースキー | スペース |\r
1220 | Windows+D キー (すべてのアプリケーションを最小化) | スペース+1の点+2の点+3の点+4の点+5の点+6の点 |\r
1221 | 現在の行を通知 | スペース+1の点+4の点 |\r
1222 | NVDA メニュー | スペース+1の点+3の点+4の点+5の点 |\r
1223 \r
1224 ロッカーバーキーがついている新しい Focus (Focus 40, Focus 80 および Focus Blue):\r
1225 || 名称 | キー |\r
1226 | 点字表示を前の行に移動 | 左ロッカーバー上, 右ロッカーバー上 |\r
1227 | 点字表示を次の行に移動 | 左ロッカーバー下, 右ロッカーバー下 |\r
1228 \r
1229 Focus 80 のみ:\r
1230 || 名称 | キー |\r
1231 | 点字表示を後にスクロール | 左バンパーバー上, 右バンパーバー上 |\r
1232 | 点字表示を前にスクロール | 左バンパーバー下, 右バンパーバー下 |\r
1233 %kc:endInclude\r
1234 \r
1235 ++ Optelec社製 ALVA BC640/680 ++\r
1236 USBまたはbluetooth接続された[Optelec http://www.optelec.com/]社製のALVA BC640及びBC680ディスプレイの両方をサポートします。\r
1237 これらのディスプレイを使用するために、特別なドライバーは必要ありません。\r
1238 ディスプレイを接続して、NVDAでそれが使用できるように設定するだけです。\r
1239 \r
1240 これらの機器は点字入力キーを備えていますが、文字入力は機器自身によってテキストに変換されます。\r
1241 NVDAの点字入力テーブル設定は有効ではありません。\r
1242 \r
1243 以下は、これらのディスプレイ上で使用できるNVDA用のキー割り当てです。\r
1244 各キーの位置については、ディスプレイの説明書を参照してください。\r
1245 %kc:beginInclude\r
1246 || 名称 | キー |\r
1247 | 点字表示を前にスクロール | t1 |\r
1248 | 点字表示を前の行に移動 | t2 |\r
1249 | 点字表示を次の行に移動 | t4 |\r
1250 | 点字表示を次にスクロール | t5 |\r
1251 | 点字セルに移動 | タッチカーソル |\r
1252 | Shift+Tabキー | sp1 |\r
1253 | Altキー | sp2 |\r
1254 | Escキー | sp3 |\r
1255 | Tabキー | sp4 |\r
1256 | 上矢印キー | spUp |\r
1257 | 下矢印キー | spDown |\r
1258 | 左矢印キー | spLeft |\r
1259 | 右矢印キー | spRight |\r
1260 | Enterキー | spEnter |\r
1261 | NVDAメニュー | sp1+sp3 |\r
1262 | Windows+Dキー (すべてのアプリケーションを最小化) | sp1+sp4 |\r
1263 | Windowsキー | sp2+Sp3 |\r
1264 | Alt+Tabキー | sp2+sp4 |\r
1265 %kc:endInclude\r
1266 \r
1267 ++ Handy Tech社製ディスプレイ ++\r
1268 すべてのUSBまたはbluetooth接続された[Handy Tech http://www.handytech.de/]社製ディスプレイをサポートしています。\r
1269 古いUSB接続のディスプレイを使用する場合は、Handy Tech社からUSBドライバーを入手してインストールする必要があります。\r
1270 \r
1271 点字キー入力は現在サポートされていません。\r
1272 \r
1273 以下は、これらのディスプレイ上で使用できるNVDA用のキー割り当てです。\r
1274 各キーの位置については、ディスプレイの説明書を参照してください。\r
1275 %kc:beginInclude\r
1276 || 名称 | キー |\r
1277 | 点字表示を前にスクロール | Left, Up |\r
1278 | 点字表示を後にスクロール | Right, Down |\r
1279 | 点字表示を前の行に移動 | B4 |\r
1280 | 点字表示を次の行に移動 | B5 |\r
1281 | 点字セルに移動 | タッチカーソル |\r
1282 | Shift+Tabキー | Esc |\r
1283 | Altキー | B2+B4+B5 |\r
1284 | Escキー | B4+B6 |\r
1285 | Tabキー | Enter |\r
1286 | Enterキー | Esc+Enter |\r
1287 | 上矢印キー | 左Space |\r
1288 | 下矢印キー | 右Space |\r
1289 | NVDAメニュー | B2+B4+B5+B6 |\r
1290 | Handy Tech設定 | B4+B8 |\r
1291 %kc:endInclude\r
1292 \r
1293 ++ MDV Lilli ++\r
1294 [MDV http://www.mdvbologna.it/]社製のLilliディスプレイをサポートしています。\r
1295 これらのディスプレイを使用するために、特別なドライバーは必要ありません。\r
1296 ディスプレイを接続して、NVDAでそれが使用できるように設定するだけです。\r
1297 \r
1298 以下は、これらのディスプレイ上で使用できるNVDA用のキー割り当てです。\r
1299 各キーの位置については、ディスプレイの説明書を参照してください。\r
1300 %kc:beginInclude\r
1301 || 名称 | キー |\r
1302 | 点字表示を前にスクロール | LF |\r
1303 | 点字表示を後にスクロール | RG |\r
1304 | 点字表示を前の行に移動 | UP |\r
1305 | 点字表示を次の行に移動 | DN |\r
1306 | 点字セルに移動 | route |\r
1307 | Shift+Tabキー | SLF |\r
1308 | Tabキー | SRG |\r
1309 | Alt+Tabキー | SDN |\r
1310 | Alt+Shift+Tabキー | SUP |\r
1311 %kc:endInclude\r
1312 \r
1313 ++ Baum社/Humanware社/APH社製点字ディスプレイ ++\r
1314 USBまたはbluetooth接続されたいくつかの[Baum http://www.baum.de/cms/en/]社、[HumanWare http://www.humanware.com/]社及び[APH http://www.aph.org/]製のディスプレイをサポートしています。\r
1315 サポートしているディスプレイには以下のものが含まれます。\r
1316 - Baum社: SuperVario, PocketVario\r
1317 - HumanWare社: Brailliant, BrailleConnect\r
1318 - APH: Refreshabraille\r
1319 -\r
1320 その他のいくつかのBaum社製ディスプレイでも動作する可能性がありますが、テストは行っていません。\r
1321 \r
1322 USBで接続する場合は、製造元が提供するUSBドライバーを最初にインストールしてください。\r
1323 APH製のRefreshabrailleを使用する場合、USBモードをシリアルにセットしなければなりません。\r
1324 \r
1325 以下は、これらのディスプレイ上で使用できるNVDA用のキー割り当てです。\r
1326 各キーの位置については、ディスプレイの説明書を参照してください。\r
1327 %kc:beginInclude\r
1328 || 名称 | キー |\r
1329 | 点字表示を前にスクロール | d2 |\r
1330 | 点字表示を後にスクロール | d5 |\r
1331 | 点字表示を前の行に移動 | d1 |\r
1332 | 点字表示を次の行に移動 | d3 |\r
1333 | 点字セルに移動 | タッチカーソル |\r
1334 \r
1335 ジョイスティックが付いているディスプレイの場合:\r
1336 || 名称 | キー |\r
1337 | 上矢印キー | 上 |\r
1338 | 下矢印キー | 下 |\r
1339 | 左矢印キー | 左 |\r
1340 | 右矢印キー | 右 |\r
1341 | Enterキー | select |\r
1342 %kc:endInclude\r
1343 \r
1344 ++ hedo ProfiLine USB ++\r
1345 [hedo Reha-Technik http://www.hedo.de/]製のhedo ProfiLine USBに対応しました。\r
1346 最初に、製造元から提供されているUSBドライバーをインストールする必要があります。\r
1347 \r
1348 以下は、このディスプレイ上で使用できるNVDA用のキー割り当てです。\r
1349 各キーの位置については、ディスプレイの説明書を参照してください。\r
1350 %kc:beginInclude\r
1351 || 名称 | キー |\r
1352 | 点字表示を前にスクロール | K1 |\r
1353 | 点字表示を後ろにスクロール | K3 |\r
1354 | 点字表示を前の行に移動 | B2 |\r
1355 | 点字表示を次の行に移動 | B5 |\r
1356 | 点字セルに移動 | routing |\r
1357 | 点字表示を切り替え | K2 |\r
1358 | すべて読み上げ | B6 |\r
1359 %kc:endInclude\r
1360 \r
1361 ++ hedo MobilLine USB ++\r
1362 [hedo Reha-Technik http://www.hedo.de/]製のhedo MobilLine USBがサポートされました。\r
1363 最初に、製造元から提供されているUSBドライバーをインストールする必要があります。\r
1364 \r
1365 以下は、このディスプレイ上で使用できるNVDA用のキー割り当てです。\r
1366 各キーの位置については、ディスプレイの説明書を参照してください。\r
1367 %kc:beginInclude\r
1368 || 名称 | キー |\r
1369 | 点字表示を前にスクロール | K1 |\r
1370 | 点字表示を後ろにスクロール | K3 |\r
1371 | 点字表示を前の行に移動 | B2 |\r
1372 | 点字表示を次の行に移動 | B5 |\r
1373 | 点字セルに移動 | routing |\r
1374 | 点字表示を切り替え | K2 |\r
1375 | すべて読み上げ | B6 |\r
1376 %kc:endInclude\r
1377 \r
1378 ++ HumanWare製Brailliant BI/Bシリーズ ++\r
1379 USBまたはBluetooth接続された[HumanWare http://www.humanware.com/]製の BI 32、BI 40及びB 80を含むBrailliant BI及びBシリーズディスプレーがサポートされました。\r
1380 USB接続されている場合、最初に製造元から提供されたUSBドライバーをインストールする必要があります。\r
1381 \r
1382 以下は、このディスプレイ上で使用できるNVDA用のキー割り当てです。\r
1383 各キーの位置については、ディスプレイの説明書を参照してください。\r
1384 %kc:beginInclude\r
1385 || 名称 | キー |\r
1386 | 点字表示を前にスクロール | 左 |\r
1387 | 点字表示を後にスクロール | 右 |\r
1388 | 点字表示を前の行に移動 | 上 |\r
1389 | 点字表示を次の行に移動 | 下 |\r
1390 | 点字セルに移動 | タッチカーソル |\r
1391 | 点字表示の切り替え | 上+下 |\r
1392 | 上矢印キー | スペース+1の点 |\r
1393 | 下矢印キー | スペース+4の点 |\r
1394 | 左矢印キー | スペース+3の点 |\r
1395 | 右矢印キー | スペース+6の点 |\r
1396 | NVDAメニュー | c1+c3+c4+c5 (コマンド N) |\r
1397 | Shift+Tabキー | スペース+1の点+3の点 |\r
1398 | Tabキー | スペース+4の点+6の点 |\r
1399 | Altキー | スペース+1の点+3の点+4の点 (スペース+M) |\r
1400 | エスケープキー | スペース+1の点+5の点 (スペース+E) |\r
1401 | Enterキー | 8の点 |\r
1402 | Windows+Dキー (すべてのアプリケーションを最小化) | c1+c4+c5 (コマンド D) |\r
1403 | Windowsキー | スペース+3の点+4の点 |\r
1404 | Alt+Tabキー | スペース+2の点+3の点+4の点+5の点 (スペース+T) |\r
1405 | すべて読み上げ | c1+c2+c3+c4+c5+c6 |\r
1406 %kc:endInclude\r
1407 \r
1408 ++ HIMS製 Braille Sense/Braille EDGE シリーズ ++\r
1409 [HIMS http://www.hims-inc.com/] 社の Braille Sense と Braille EDGE ディスプレイを USB またはブルートゥースで接続すれば NVDA で利用できます。\r
1410 USB 接続のときは HIMS 社が提供する USB ドライバーをインストールしておく必要があります。\r
1411 \r
1412 NVDA で利用するときのキー割り当ては以下のとおりです。\r
1413 キーの場所の説明は点字ディスプレイのマニュアルをお読みください。\r
1414 %kc:beginInclude\r
1415 || 名称 | キー |\r
1416 | 点字表示を後にスクロール | 左側のスクロール下 |\r
1417 | 点字表示を前にスクロール | 右側のスクロール下 |\r
1418 | 点字表示を前の行に移動 | 左側のスクロール上 |\r
1419 | 点字表示を次の行に移動 | 右側のスクロール上 |\r
1420 | 点字セルに移動 | タッチカーソル |\r
1421 | Shift+Tab キー | 1の点+2の点+スペース |\r
1422 | Alt キー | 1の点+3の点+4の点+スペース |\r
1423 | エスケープキー | 1の点+5の点+スペース |\r
1424 | Tab キー | 4の点+5の点+スペース |\r
1425 | Enter キー | 8の点 |\r
1426 | バックスペースキー | 7の点 |\r
1427 | 上矢印キー | 1の点+スペース |\r
1428 | 下矢印キー | 4の点+スペース |\r
1429 | Caps Lock | 1の点+3の点+6の点+スペース |\r
1430 | Shift+Alt+Tab キー | F2+F3+F1 |\r
1431 | Alt+tab キー | F2+F3 |\r
1432 | End キー | 4の点+6の点+スペース |\r
1433 | Control+End キー | 4の点+5の点+6の点+スペース |\r
1434 | Home キー | 1の点+3の点+スペース |\r
1435 | Control+Home キー | 1の点+2の点+3の点+スペース |\r
1436 | 左矢印 キー | 3の点+スペース |\r
1437 | Control+Shift+左矢印 キー | 2の点+8の点+スペース+F1 |\r
1438 | Control+左矢印 キー | 2の点+スペース |\r
1439 | Shift+Alt+左矢印 キー | 2の点+7の点+F1 |\r
1440 | Alt+左矢印 キー | 2の点+7の点 |\r
1441 | 右矢印 キー | 6の点+スペース |\r
1442 | Control+Shift+右矢印 キー | 5の点+8の点+スペース+F1 |\r
1443 | Control+右矢印 キー | 5の点+スペース |\r
1444 | Shift+Alt+右矢印 キー | 5の点+7の点+F1 |\r
1445 | Alt+右矢印 キー | 5の点+7の点 |\r
1446 | PageUp キー | 1の点+2の点+6の点+スペース |\r
1447 | Control+PageUp キー | 1の点+2の点+6の点+8の点+スペース |\r
1448 | Control+Shift+上矢印 キー | 2の点+3の点+8の点+スペース+F1 |\r
1449 | Control+上矢印 キー | 2の点+3の点+スペース |\r
1450 | Shift+Alt+上矢印 キー | 2の点+3の点+7の点+F1 |\r
1451 | Alt+上矢印 キー | 2の点+3の点+7の点 |\r
1452 | Shift+上矢印 キー | 左側のスクロール下 + スペース |\r
1453 | PageDown キー | 3の点+4の点+5の点+スペース |\r
1454 | Control+PageDown キー | 3の点+4の点+5の点+8の点+スペース |\r
1455 | Control+Shift+下矢印 キー | 5の点+6の点+8の点+スペース+F1 |\r
1456 | Control+下矢印 キー | 5の点+6の点+スペース |\r
1457 | Shift+Alt+下矢印 キー | 5の点+6の点+7の点+F1 |\r
1458 | Alt+下矢印 キー | 5の点+6の点+7の点 |\r
1459 | Shift+下矢印 キー | 右側のスクロール下 + スペース |\r
1460 | Delete キー | 1の点+3の点+5の点+スペース |\r
1461 | F1 キー | 1の点+2の点+5の点+スペース |\r
1462 | F3 キー | 1の点+2の点+4の点+8の点 |\r
1463 | F4 キー | 7の点+F3 |\r
1464 | Windows+B キー | 1の点+2の点+F1 |\r
1465 | Windows+D キー | 1の点+4の点+5の点+F1 |\r
1466 %kc:endInclude\r
1467 \r
1468 ++ HIMS製 SyncBraille ++\r
1469 [HIMS http://www.hims-inc.com/] 社の SyncBraille ディスプレイを NVDA で利用できます。\r
1470 HIMS 社が提供する USB ドライバーをインストールしておく必要があります。\r
1471 \r
1472 NVDA で利用するときのキー割り当ては以下のとおりです。\r
1473 キーの場所の説明は点字ディスプレイのマニュアルをお読みください。\r
1474 %kc:beginInclude\r
1475 || 名称 | キー |\r
1476 | 点字表示を後にスクロール | 左側のスクロール下 |\r
1477 | 点字表示を前にスクロール | 右側のスクロール下 |\r
1478 | 点字セルに移動 | タッチカーソル |\r
1479 %kc:endInclude\r
1480 \r
1481 ++ 清華 点字ディスプレイ ++\r
1482 [日本テレソフト http://www.nippontelesoft.com/] 社の 清華バージョン3, 4 および 5 (40セル) および 清華80 (80セル) 点字ディスプレイをサポートしています。\r
1483 これらのディスプレイの情報は http://www.seika-braille.com/ を参照してください。\r
1484 製造者が提供する USB ドライバーをインストールしておく必要があります。\r
1485 \r
1486 NVDA で利用するときのキー割り当ては以下のとおりです。\r
1487 キーの場所の説明は点字ディスプレイのマニュアルをお読みください。\r
1488 %kc:beginInclude\r
1489 || 名称 | キー |\r
1490 | 点字表示を後にスクロール | 左 |\r
1491 | 点字表示を前にスクロール | 右 |\r
1492 | 点字表示を前の行に移動 | b3 |\r
1493 | 点字表示を次の行に移動 | b4 |\r
1494 | 点字セル移動モードの切り替え | b5 |\r
1495 | すべて読み上げ | b6 |\r
1496 | Tab キー | b1 |\r
1497 | Shift+Tab キー | b2 |\r
1498 | Alt+Tab キー | b1+b2 |\r
1499 | NVDA メニュー | 左+右 |\r
1500 | 点字セルに移動 | タッチカーソル |\r
1501 %kc:endInclude\r
1502 \r
1503 ++ Papenmeier ブレイレックス新型機種 ++\r
1504 次の点字ディスプレイをサポートしています:\r
1505 - ブレイレックス(BRAILLEX) EL 40c, EL 80c, EL 20c, EL 60c (USB)\r
1506 - ブレイレックス EL 40s, EL 80s, EL 2d80s, EL 70s, EL 66s (USB)\r
1507 - ブレイレックス Trio (USB およびブルートゥース)\r
1508 -\r
1509 \r
1510 BrxCom がインストールされていれば NVDA は BrxCom を使います。\r
1511 BrxCom はスクリーンリーダーと独立したツールで、点字入力を可能にします。\r
1512 NVDAに対応した新しいバージョンの BrxCom は Papenmeier からリリースされる予定です。\r
1513 ただし Trio での点字入力は BrxCom を必要としません。\r
1514 \r
1515 多くの機種に Easy Access Bar (EAB) があり、直感的ですばやい操作ができます。\r
1516 この EAB は4方向に動かせて、各方向ごとに2つのスイッチがあります。\r
1517 ただしCシリーズはこの規則の例外です。\r
1518 \r
1519 Cシリーズおよび特定の機種には2列のタッチカーソルがあり、上の列は書式の通知に使われます。\r
1520 タッチカーソルの上の列のどれかひとつを押しながらCシリーズの EAB を押すと、第二段階の押しかたをしたことと同じになります。\r
1521 上下左右のキー(またはEAB)を押し続けると、操作のリピートになります。\r
1522 \r
1523 これらの点字ディスプレイで一般的に使える操作は次のとおりです:\r
1524 || 名称 | キー |\r
1525 | L1 | 左前面キー |\r
1526 | L2 | 左背面キー |\r
1527 | R1 | 右前面キー |\r
1528 | R2 | 右背面キー |\r
1529 | 上 | 1ステップ上 |\r
1530 | 上2 | 2ステップ上 |\r
1531 | 左 | 1ステップ左 |\r
1532 | 左2 | 2ステップ左 |\r
1533 | 右 | 1ステップ右 |\r
1534 | 右2 | 2ステップ右 |\r
1535 | 下 | 1ステップ下 |\r
1536 | 下2 | 2ステップ下 |\r
1537 \r
1538 以下は NVDA のために割り当てられた Papenmeier のコマンドです:\r
1539 %kc:beginInclude\r
1540 || 名称 | キー |\r
1541 | 点字表示を後にスクロール | 左 |\r
1542 | 点字表示を前にスクロール | 右 |\r
1543 | 点字表示を前の行に移動 | 上 |\r
1544 | 点字表示を次の行に移動 | 下 |\r
1545 | 点字セルに移動 | タッチカーソル |\r
1546 | レビューカーソルの現在の文字を通知 | L1 |\r
1547 | 現在のナビゲーターオブジェクトを選択 | L2 |\r
1548 | フラットレビューまたはフォーカスに移動 | 右1 |\r
1549 | タイトルを通知 | L1+上 |\r
1550 | ステータスバーを通知 | L2+下 |\r
1551 | 外側のオブジェクトに移動 | 上2 |\r
1552 | 内側の最初のオブジェクトに移動 | 下2 |\r
1553 | 前のオブジェクトに移動 | 左2 |\r
1554 | 次のオブジェクトに移動 | 右2 |\r
1555 | 書式の通知 | 上の列のタッチカーソル |\r
1556 %kc:endInclude\r
1557 \r
1558 Trio モデルでは点字キーボードの前面に4つのキーがあります。\r
1559 これらは(左から右に)以下の通りです:\r
1560 - 左親指キー(lt)\r
1561 - スペース\r
1562 - スペース\r
1563 - 右親指キー(rt)\r
1564 -\r
1565 現在は右親指キーは使っていません。\r
1566 内側のキーは両方ともスペースに割り当てています。\r
1567 \r
1568 %kc:beginInclude\r
1569 || 名称 | キー |\r
1570 | backspace キー | 7の点 |\r
1571 | enter キー | 8の点 |\r
1572 | escape キー | スペース+7の点 |\r
1573 | 上矢印キー | スペース+2の点 |\r
1574 | 左矢印キー | スペース+1の点 |\r
1575 | 右矢印キー | スペース+4の点 |\r
1576 | 下矢印キー | スペース+5の点 |\r
1577 | control キー | lt+2の点 |\r
1578 | alt キー | lt+3の点 |\r
1579 | control+escape キー | スペース+1 2 3 4 5 6の点 |\r
1580 | tab キー | スペース+3 7の点 |\r
1581 %kc:endInclude \r
1582 \r
1583 ++ Papenmeier ブレイレックス旧機種 ++\r
1584 次の点字ディスプレイをサポートしています:\r
1585 - ブレイレックス(BRAILLEX) EL 80, EL 2D-80, EL 40 P\r
1586 - ブレイレックス Tiny, 2D Screen\r
1587 -\r
1588 \r
1589 これらのディスプレイの接続方法はシリアルポートだけです。\r
1590 したがって、点字設定ダイアログでこのドライバを選んでから、ディスプレイが接続されているポートを選択する必要があります。\r
1591 \r
1592 一部の機種には、直感的かつ高速な動作を可能にするイージーアクセスバー(EAB)が備わっています。\r
1593 EABは4方向に移動させることができ、一般的に各方向に2つのスイッチがあります。\r
1594 上下左右キー(またはEAB)を押したまま保持すると、対応するアクションが繰り返されます。\r
1595 旧式の機種はEABがありません。フロントキーが代わりに使用できます。\r
1596 \r
1597 これらの点字ディスプレイで一般的に使える操作は次のとおりです:\r
1598 \r
1599 || 名称 | キー |\r
1600 | l1 | 左前面キー |\r
1601 | l2 | 左背面キー |\r
1602 | r1 | 右前面キー |\r
1603 | r2 | 右背面キー |\r
1604 | up | 1ステップ上 |\r
1605 | up2 | 2ステップ上 |\r
1606 | left | 1ステップ左 |\r
1607 | left2 | 2ステップ左 |\r
1608 | right | 1ステップ右 |\r
1609 | right2 | 2ステップ右 |\r
1610 | dn | 1ステップ下 |\r
1611 | dn2 | 2ステップ下 |\r
1612 \r
1613 以下は NVDA のために割り当てられた Papenmeier のコマンドです:\r
1614 \r
1615 %kc:beginInclude\r
1616 EABがある機種:\r
1617 || 名称 | キー |\r
1618 | 点字表示を後にスクロール | left |\r
1619 | 点字表示を前にスクロール | right |\r
1620 | 点字表示を前の行に移動 | up |\r
1621 | 点字表示を次の行に移動 | dn |\r
1622 | 点字セルに移動 | タッチカーソル |\r
1623 | レビューカーソルの現在の文字を通知 | l1 |\r
1624 | 現在のナビゲーターオブジェクトを選択 | l2 |\r
1625 | フラットレビューまたはフォーカスに移動 | r1 |\r
1626 | タイトルを通知 | l1up |\r
1627 | ステータスバーを通知 | l2down |\r
1628 | 外側のオブジェクトに移動 | up2 |\r
1629 | 内側の最初のオブジェクトに移動 | dn2 |\r
1630 | 次のオブジェクトに移動 | right2 |\r
1631 | 前のオブジェクトに移動 | left2 |\r
1632 | 書式の通知 | 上の列のタッチカーソル |\r
1633 \r
1634 BRAILLEX Tiny:\r
1635 || 名称 | キー |\r
1636 | レビューカーソルの現在の文字を通知 | l1 |\r
1637 | 現在のナビゲーターオブジェクトを選択 | l2 |\r
1638 | 点字表示を後にスクロール | left |\r
1639 | 点字表示を前にスクロール | right |\r
1640 | 点字表示を前の行に移動 | up |\r
1641 | 点字表示を次の行に移動 | dn |\r
1642 | タッチカーソルの切替 | r2 |\r
1643 | フラットレビューまたはフォーカスに移動 | r1 |\r
1644 | 外側のオブジェクトに移動 | r1+up |\r
1645 | 内側の最初のオブジェクトに移動 | r1+dn |\r
1646 | 前のオブジェクトに移動 | r1+left |\r
1647 | 次のオブジェクトに移動 | r1+right |\r
1648 | 書式の通知 | reportf |\r
1649 \r
1650 BRAILLEX 2D Screen:\r
1651 || 名称 | キー |\r
1652 | レビューカーソルの現在の文字を通知 | l1 |\r
1653 | 現在のナビゲーターオブジェクトを通知 | l2 |\r
1654 | タッチカーソルの切替 | r2 |\r
1655 | 書式の通知 | reportf |\r
1656 | 点字表示を前の行に移動 | up |\r
1657 | 点字表示を後にスクロール | left |\r
1658 | フラットレビューまたはフォーカスに移動 | r1 |\r
1659 | 点字表示を前にスクロール | right |\r
1660 | 点字表示を次の行に移動 | dn |\r
1661 | 次のオブジェクトに移動 | left2 |\r
1662 | 外側のオブジェクトに移動 | up2 |\r
1663 | 内側の最初のオブジェクトに移動 | dn2 |\r
1664 | 前のオブジェクトに移動 | right2 |\r
1665 %kc:endInclude\r
1666 \r
1667 ++ HumanWare BrailleNote ++\r
1668 NVDA は [Humanware http://www.humanware.com] の BrailleNote ノートテイカーに対応しており、スクリーンリーダーのための点字ディスプレイ端末として使うことができます。\r
1669 次の機種に対応しています:\r
1670 - BrailleNote Classic (シリアル接続のみ)\r
1671 - BrailleNote PK (シリアル接続およびブルートゥース接続)\r
1672 - BrailleNote MPower (シリアル接続およびブルートゥース接続)\r
1673 - BrailleNote Apex (USB接続およびブルートゥース接続)\r
1674 -\r
1675 \r
1676 お使いの機種が複数の接続方法で使える場合は、 BrailleNote を NVDA で使うために、点字ディスプレイ装置の設定でポートを選ぶ必要があります。\r
1677 詳細は BrailleNote の説明書をお読みください。\r
1678 NVDA の点字設定ダイアログでのポート選択が必要になる場合もあります。\r
1679 USBまたはブルートゥースで接続する場合は、"自動選択"、"USB"、"ブルートゥース" のいずれかを適切に選んでください。\r
1680 シリアルポート(またはUSBシリアルコンバーター)を使う場合、あるいは、これらの選択肢が表示されない場合は、ハードウェアのポート一覧から、適切なポートを選んでください。\r
1681 \r
1682 BrailleNote Apex を USB 接続するためには、あらかじめ HumanWare が提供するドライバーをインストールしてください。\r
1683 \r
1684 以下は NVDA における BrailleNote のコマンド割り当てです。\r
1685 キーの場所については BrailleNote の説明書をお読みください。\r
1686 \r
1687 %kc:beginInclude\r
1688 || 名称 | キー |\r
1689 | 点字表示を後にスクロール | back |\r
1690 | 点字表示を前にスクロール | advance |\r
1691 | 点字表示を前の行に移動 | previous |\r
1692 | 点字表示を次の行に移動 | next |\r
1693 | 点字セルに移動 | タッチカーソル |\r
1694 | タッチカーソルの切替 | previous+next |\r
1695 | 上矢印キー | スペース+1の点 |\r
1696 | 下矢印キー | スペース+4の点 |\r
1697 | 左矢印キー | スペース+3の点 |\r
1698 | 右矢印キー | スペース+6の点 |\r
1699 | PageUp キー | スペース+1の点+3の点 |\r
1700 | PageDown キー | スペース+4の点+6の点 |\r
1701 | Home キー | スペース+1の点+2の点 |\r
1702 | End キー | スペース+4の点+dot5 |\r
1703 | Control+home キー | スペース+1の点+2の点+3の点 |\r
1704 | Control+end キー | スペース+4の点+5の点+6の点 |\r
1705 | スペースキー | スペース |\r
1706 | Enter キー | スペース+8の点 |\r
1707 | バックスペースキー | スペース+7の点 |\r
1708 | Tab キー | スペース+2の点+3の点+4の点+5の点 (スペース+t) |\r
1709 | Shift+tab キー | スペース+1の点+2の点+5の点+6の点 |\r
1710 | Windows キー | スペース+2の点+4の点+5の点+6の点 (スペース+w) |\r
1711 | Alt キー | スペース+1の点+3の点+4の点 (スペース+m) |\r
1712 | 入力ヘルプの切替 | スペース+2の点+3の点+6の点 (スペース+小文字h) |\r
1713 %kc:endInclude\r
1714 \r
1715 ++ BRLTTY ++\r
1716 [BRLTTY http://mielke.cc/brltty/]は別のプログラムで、より多くの点字ディスプレイをサポートしています。\r
1717 使用するには、[BRLTTY for Windows http://brl.thefreecat.org/brltty/]をインストールする必要があります。\r
1718 最新のパッケージ、例えばbrltty-win-4.2-2.exeのような名前のものをダウンロードしてインストールしてください。\r
1719 ディスプレイで使用するポートの設定を行う際、特にUSB接続のディスプレイを使用し製造元のドライバーをインストールしている場合、インストラクションを注意深く確認してください。\r
1720 \r
1721 点字入力キーを備えている機器を使う場合は、BRLTTY 自身が文字入力の処理を行います。\r
1722 NVDAの点字入力テーブル設定は有効ではありません。\r
1723 \r
1724 以下はNVDA用に割り当てられたBRLTTYのコマンドです。\r
1725 BRLTTY用のコマンドが、ディスプレイのコントロールにどのように割り当てられているかに関しては、[BRLTTY key tables documentation http://mielke.cc/brltty/doc/drivers/]を確認してください。\r
1726 %kc:beginInclude\r
1727 || 名称 | BRLTTYコマンド |\r
1728 | 点字表示を前にスクロール | fwinlt (左に1画面進む) |\r
1729 | 点字表示を後にスクロール | fwinrt (右に1画面進む) |\r
1730 | 点字表示を前の行に移動 | lnup (上に1行進む) |\r
1731 | 点字表示を次の行に移動 | lndn (下に1行進む) |\r
1732 | 点字セルに移動 | タッチカーソル (カーソルを文字に移動) |\r
1733 %kc:endInclude\r
1734 \r
1735 + 高度なトピック +\r
1736 \r
1737 ++ キーマップの再割り当て及びその他の入力用ジェスチャー ++\r
1738 利用者は、NVDAのユーザー設定ディレクトリーの特別なファイルにスクリプトを書くことで、 (例えばキーを押す等の) 新しい入力ジェスチャーを定義したり、すでに割り当てられているキーマップを上書きすることができます。\r
1739 このファイルは、gestures.iniといいます。\r
1740 \r
1741 このファイルは、一般的なiniファイルの形式を採用しています。\r
1742 ファイルには複数のセクションが含まれており、それぞれのセクションにはひとつ以上のエントリーがあります。\r
1743 \r
1744 それぞれのセクションでは、特定のPythonモジュールのスクリプトとNVDA内部のクラスとのマッピングを行っています。\r
1745 - セクション名はPythonのモジュールであり、クラスはドット (.) で区切られていなければなりません。\r
1746 - それぞれのエントリーのキーはスクリプト名で、どの入力ジェスチャーをバインドすべきかを表しています。\r
1747 スクリプト名の替わりにNoneをキーに指定すると、前にバインドされた入力ジェスチャーを解除することができます。\r
1748 Noneを含むエントリーは、それぞれのセクションの一覧に1度だけ書くことができます。\r
1749 - エントリーの値は、入力ジェスチャーに対応する、コンマ (,) で区切られたジェスチャー識別子の一覧です。\r
1750 コンマで終了するジェスチャー識別子は、クォーテーション ("または') で囲まなければなりません。\r
1751 -\r
1752 \r
1753 ジェスチャー識別子は2文字のデバイスコード;サブデバイス、ブラケットでかこまれたレイアウトやモード、コロン記号、キーボードやタッチジェスチャーなどのデバイスごとの入力識別文字列です。\r
1754 - キーボードジェスチャーのデバイスコードはkbです。\r
1755 ブラケットの中はキーボードのレイアウトで、これは省略可能です。\r
1756 指定されていない場合、ジェスチャーはすべてのキーボードレイアウトに適用されます。\r
1757 コロン記号のあとには、プラス (+) 記号で区切って、ひとつまたは複数のキーの名前を記述します。\r
1758 - 点字ディスプレイのデバイスコードはbrです。\r
1759 ブラケットの中は点字ディスプレイを識別する名前で、これは必須項目です。\r
1760 コロン記号のあとには、プラス (+) 記号で区切って、ひとつまたは複数のキーの名前を記述します。\r
1761 - タッチ画面のデバイスコードはtsです。\r
1762 ブラケットの中はタッチモードで、これは省略可能です。\r
1763 コロン記号のあとには、タッチジェスチャーの名前を記述します。double_tap, 2fingerflickUp, 3finger_tap のような表記です。\r
1764 -\r
1765 \r
1766 ジェスチャー識別子、スクリプト名が、どのクラス及びモジュールに含まれているかを確認するには、以下のようにしてください。\r
1767 + 入力ヘルプを有効にします。\r
1768 + ジェスチャーを有効にします (キーを押す、画面にタッチする、など) 。\r
1769 + 入力ヘルプを無効にします。\r
1770 + NVDAのツールメニューから、ログを表示を開きます。\r
1771 + 最新のログエントリーを確認してください。\r
1772 入力ジェスチャーに応じて、module.class及びバインドされている場合はスクリプトを含む情報が提供されます。\r
1773 +\r
1774 \r
1775 以下は、NVDA+Shift+Tを日時のスクリプトに設定する例です。\r
1776 \r
1777 日時に関する正確なスクリプト名とmodule.classを探すには、入力ヘルプを有効にしてNVDA+F12を押してください (これが、現在設定されている日時を読み上げさせるジェスチャーです) 。\r
1778 その後、入力ヘルプを無効にし、ログビューアーを起動してください。\r
1779 \r
1780 下の方に進むと、以下のように書かれています。\r
1781 \r
1782 ```\r
1783 INFO - inputCore.InputManager._handleInputHelp (13:17:22) :\r
1784 Input help: gesture kb (desktop) :NVDA+f12, bound to script dateTime on globalCommands.GlobalCommands\r
1785 ```\r
1786 \r
1787 上記のログから、スクリプト名はdateTimeであり、module.classはglobalCommands.GlobalCommandsであることがわかりました。\r
1788 \r
1789 もしまだファイルが存在していない場合は、gestures.iniというテキストファイルをユーザー設定ディレクトリーに作成し、以下のように記述してください。\r
1790 \r
1791 ```\r
1792 [globalCommands.GlobalCommands]\r
1793 dateTime = kb:NVDA+Shift+t\r
1794 ```\r
1795 \r
1796 これにより、NVDA+Shift+Tを押すことが (すべてのキーボードレイアウトにおいて) 日時を読み上げるスクリプトにバインドされます。\r
1797 \r
1798 なお、オリジナルのNVDA+F12のバインドも同じように動作します。\r
1799 このバインドを削除したい場合は、以下の行を追加してください。\r
1800 \r
1801 ```\r
1802 None = kb:NVDA+f12\r
1803 ```\r
1804 \r
1805 利用可能なすべてのキーにスクリプトを割り当てることができますが、キーボードのAltキーを使用した場合、問題が発生する可能性があります。\r
1806 NVDAは、たとえ (Shift、Control及びAltキーのような) 修飾キーがスクリプトにバインドされている場合でも、その情報をオペレーティングシステムに送ります。\r
1807 ゆえに、もしAltキーをジェスチャーに使用した場合、スクリプトを実行するだけでなく、メニューバーを開いてしまう可能性があります。\r
1808 そこで、おそらくShift、Control及びNVDAキーを代替キーとして指定した方が良いと考えられます。\r
1809 \r
1810 ++ 記号の読み上げの高度なカスタマイズ ++\r
1811 句読点などの記号の読み方を、[句読点/記号の読み方 #SymbolPronunciation]ダイアログを使用することなくカスタマイズすることができます。\r
1812 例えば、 (間を空けたり抑揚をつけるために) 音声エンジンが読み上げない記号を定義したり、記号をカスタマイズすることができます。\r
1813 \r
1814 実行するには、NVDAのユーザー設定ディレクトリー内の記号の読み方を定義したファイルを編集する必要があります。\r
1815 ファイルは、Symbols-xx.dicと呼ばれており、xxは言語コードで置き換えます。\r
1816 このファイルの書式は、NVDAの開発者向けガイドの記号の読み上げセクションにあり、[the Development section of the NVDA web site NVDA_URLwiki/Development]から参照できます。\r
1817 しかし、利用者は複雑な記号を定義することはできません。\r
1818 \r
1819 + さらに詳細な情報 +\r
1820 NVDAに関して、さらに詳細な情報や助けが必要な場合は、NVDAのサイト、NVDA_URLを参照してください。\r
1821 ここには追加のドキュメント、そして技術サポートやコミュニティーのリソースがあります。\r
1822 また、NVDA開発に関する情報やリソースも提供しています。\r